あの日俺達がみた影は時間遡行軍最強のツンデレ剣姫だった。参 (ページ3)

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抱擁。ページ3

刀剣男士達の目の前でただただ涙を零しごめんなさい、と呟いた。

すると、

鶴丸がAを引き寄せてその身を掻き抱くように抱擁した。

あまりの衝撃に

言葉を失い、涙かとまってしまった。

暖かい温もりに包まれて、

胸がとくんとくんと鳴り、

『つる、まる？』

やっとの事で出した声は掠れていた。

鶴丸「馬鹿か。お前は。俺達がお前のこと、嫌いになるわけがないじゃん。

本当に、

本当に帰ってきてくれてよかった。」

泣きだしそうなのか

語尾が少し掠れていた。

今度は髭切や堀川、燭台切も抱きついてきて、また違う温もりが伝う。

堀川「心配したよ。」

髭切「おかえり、僕達のお姫様。」

燭台切「もう離さないからね。」

一つ一つの言葉に今日は何故かとても温かみを感じる。

『本当に、こんな私が、ここにいてもいいのか？』

長谷部「あぁ。お前はもう、大切な、大切な我々の仲間だ。」

躊躇なく言われ、少し照れくさくなったが悪い気分はしなかった。

私はどんどん

弱くなってく。

これじゃあ完敗じゃないか。

もう逃げ出せない、私はここにいたい。この人たちと一緒にいたい。

たくさんの思いが心のダムを溢れ返させた。

三日月「おかえり、A。」

『只今帰った。』