あの日俺達がみた影は時間遡行軍最強のツンデレ剣姫だった。参 (ページ19)

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衣替え。ページ19

ある日のこと。

珍しく乱藤四郎と次郎太刀がAの部屋に来た。

『なんだ？』

次郎「いやぁ。あんたね、その服いつも来てるよね。だからね、
年がら年中その格好してるのもなんだと思うからこれから服、買いに行きましょう。」

『この服か……』

巫女のような白装束に黒い羽織を来ていて袖には大祝家の紋章があしらわれているこの大切な戦闘服。

乱「そうそう。重そうだし、楽にできなさそうだからね。
だからさ、僕達と一緒に買いに行こう。」

『あ、あぁ。まぁそうだな。

二回も言われちゃ行くしかないな。』

少し苦笑いを浮かべ

頷くと次郎太刀と乱藤四郎は笑顔でAを街に連れ出した。

『……………とは言っても生まれて此方このような服しか来ておらん。

選べぬ。』

乱「大丈夫大丈夫。僕達に任せて。」

次郎「あら、あれとかいいんじゃない。
髪とかもゆい直しましょう。」

そう言って次郎太刀が足早に

乱はAの手を掴んでそのお洒落な外見のお店の中に入って行った。

『うわぁ。』

中を見ると思わず声を出したくなるほどたくさんの煌びやかな服がびっしりと並んでいた。

見たことの無い洋風な服から古風な服、さらに髪飾りや被り物までいろんな種類のものが売ってある。

感動していると

乱「さ、ここからが本番だよ。コーディネート開始！」

と乱と次郎がいろんな服に手をかけて行った。