あの日俺達がみた影は時間遡行軍最強のツンデレ剣姫だった。参 (ページ17)

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寂寥の涙。ページ17

胸の奥がぎゅうぎゅうと締め付けられ目の焦点があわない。

とめどなく溢れてくる涙に自分も困惑していた。

『……うっ……ふっ』

嗚咽が漏れる。

何故？何故私は泣いている？

三日月「A。」

三日月がAの体を強く抱き締めた。

『うっ…………ふぇ……三日月っ

何故っ……私は泣いている？……分からぬっ

分からぬぞっ………ふぇ』

こちから出てくる言葉は悲痛なもので自分でも馬鹿みたいだと思った。

でも上手く自分をコントロールすることが出来なかった。

三日月は無言でAの背中をさすった。

長谷部は眉間にシワを寄せている。

燭台切は見てられないと目を逸らす。

鶴丸は拳を握りしめている。

髭切と膝丸はじっとAを見つめる。

自分はなんて惨めなんだろう。

人前で泣くなんて、したくなかった。

数分後、やっと落ち着いてきて、でも辛くてAは三日月の肩に顔を埋めているだけだった。

『すまない……』

やっと絞り出た言葉は反省の言葉であり自分のした事の惨めさを悔いているのであった。

三日月「何故謝る。」

いつもの様に優しい声で問いかけてくる。

『こんな所でこんなにはしたないところを見せてしまって………』

三日月「たまには泣いても良いのだ。」

『………そうなのか。』

三日月に抱きしめられると心が暖かくなる。みんなが暖かい眼差しを向けてくるだけで心が穏やかになる。

本当になぜなんだろうか。

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作者から

アイドリッシュセブンの夢小説を書きました！新作です！是非暇潰しがてらに見てみてくださいね！

未完な星の欠片が降る日に。