11:夜景 ページ11
.
神山さんの願いを叶えるべく、
私達はビルの屋上にやってきた。
「こんな夜まで高校生連れ回しとったら捕まるわ笑」
「その時は私が庇います!!!」
「はは、ありがとう笑」
下を見れば街がいつもより輝いていて、
心が澄んでいくようだった。
「こんな所やし、急やねんけどさ。
好きやねん、Aちゃんのこと。」
「……ん?」
「ぶつかった時に一目惚れしました。
学生証落として行っとったし、
届けたら会う口実できるなって思ってん。
でも、それで終わりは嫌で……笑
やから、一か八かで連絡先入れとってん。」
「そうやったんですね。」
「きっと、
Aちゃんは気づいてなかったと思うねんけど
あの手紙縦読みしたら、
実はメッセージになっててんで?」
「うそ、気づかなかった!」
「漢字混じってたのもあるけど、
改行おかしなとこあった気ぃするわ笑」
「だからクラスメイトは気づいてたんですね笑」
「そうかもしれんね笑
あ、それより返事ほしいねんけど……。
やっぱ急やし、まだ考えたりしたいよな笑」
「いや、もう答え決まってるんで。」
「じゃあ、お返事をどうぞ。」
「笑笑
……お願いします。」
.
115人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*Usanon*(プロフ) - すみません、気づいていませんでした。指摘ありがとうございます。 (2019年4月4日 0時) (レス) id: 307616e256 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年4月4日 0時) (レス) id: bc777c73f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*Usanon* | 作成日時:2019年4月4日 0時