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元「なあ、ちょっと話聞いてもらってもいい？」
『うん、いいけど…』
真剣な顔で言われたから何かあるんだと悟る。
返事をして湧くんの話へと耳を傾けることにした。
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【Side of Motoki】
いじめは入学してすぐ始まった。
理由はよく分かんないけど、
多分大声で喋るような人が嫌いだったんだろう。
他にも仲良い奴は何人かいたんだけど、
いじめてくる奴らが結構怖かったこともあって
手のひら返しでいじめに加担してきたんだよね。
《お前さ、大声で喋るとか“あたおか”じゃね？》
《いやいや、“あたおか”じゃすまねーっしょ！笑》
《明るく喋る事がかっこいいとか思ってる？》
《うーわ、こいつやばいな笑》
『お前らこそ集団でいじめとか“あたおか”じゃね…』
《ふーん、そんなこと言っちゃうんだー？》
そう聞こえたと思えば時すでに遅し。
バシャッという音と共に自分の体は一瞬にして冷えた。
1人で保健室へ向かうもすれ違う先生はみんな無視。
こんな冷たい人しかいない学校へ入ってしまったのか、と
後悔したけど自分の学力ではどうにもならなくて。
保健室に入れば何故か先生は不在。
近くにあったタオルを手に取って水気を取っていく。
まだ4月は少し涼しいこともあり、
体はどんどん冷えていった。
その日は全て保健室で休んだ。
先生も心配してこなかったし、
保健室の先生は顔すら見なかった。
これから3年間、
この地獄のような学校で過ごさないといけない。
ワケあり生徒をまとめているだけあって
私立の中でも少し高めの学費を両親は払ってくれている。
簡単に学校を辞める、なんて言い出せない。
孤独の戦いが始まった。
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ふーか - すごく面白かったです!!なんか、みっちーとか入った生徒会のその後も気になりますね笑 本当に最高な作品でした！完結おめでとうございます！ (2021年5月8日 16時) (
レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
*Usanon*(プロフ) - Yumoさん» ありがとうございます！！ 個人的には後になるにつれて雑になってしまったのでは、と心配だったのですが... 面白かったと知れて良かったです！ 短編集もたまに更新するので良ければ見に来てくださいね！ (2021年4月7日 23時) (レス) id: 314bf87f2b (このIDを非表示/違反報告)
Yumo(プロフ) - 完結お疲れ様でした！最後までとても面白く完結したのがめでたいやら寂しいやら…。短編集の方も楽しく創作していって下さい！！ (2021年4月7日 12時) (レス) id: 4082b59b66 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - *Usanon*さん» ありがとうございます(^∇^)リクエスト、またさせていただきます(*´∇｀*) (2021年4月5日 11時) (レス) id: ff74e4b045 (このIDを非表示/違反報告)
*Usanon*(プロフ) - おもちさん» 期待に添えていたのならば幸いです！ 謝らなくて全然大丈夫ですよ〜！ (2021年4月5日 11時) (レス) id: 314bf87f2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*Usanon* | 作成日時：2021年1月18日 22時
