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さすがクリスマス前なだけあって、
外はかなり寒くて少し震える。
そんな私に気づいた彼が着ていたコートを差し出す。
距離が遠いから差し出す、よりかは投げるだったけど
少しぶっきらぼうな優しさに表情が緩む。
「さっき
“クリスマスなんてなくなっちゃえば”
なんて叫んでたけど、何かありました…？」
『んーん、檜山くんには関係ないよ』
心配そうな目で見てくれるけど、
本当に関係ないのは事実であって。
「…先輩は、クリスマス何して過ごしてるんですか？」
『私は
『そうじゃないと経済的に生きてけないの笑』
自虐的に笑いながらそう告げる。
今日初めてあったばかり、
しかも出会って5分も経ってないような人に
話すことじゃなかったな。
言葉にしてからそう感じた。
「僕もクリスマスはバイトなんですよ笑」
「妹がいるんですけど、
両親ともに仕事できる身体じゃなくて」
「もう妹と生きるだけで必死です笑」
彼の置かれている状況が私と同じようで、
ひとりじゃないって安心できた。
「クリスマスって稼ぎ時なんですよね」
「シフト入れる人も少ないし、時給若干上がるし」
「逆にクリスマスがなかったら
もっとバイトしないといけないんで大変ですよね笑」
少しずつ身体的距離も縮めてくる彼を
私の体は全く拒むことなく受け入れる。
近づいてきた彼はやがて私の横に座り、
肩を並べながら話を続けた。
「ポジティブに考えることって難しいけど、
生きるための能力として必要です」
「もし、先輩がネガティブに考えてしまうなら
僕が軌道修正します」
私の右手をそっと包む彼の手は温かく、
心に積もった雪を溶かしていくように感じる。
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まりな(プロフ) - リクエスト答えていただきありがとうございました！ものすごくキュンキュンして平塚くんとそんな関係になれたらなぁなんて妄想までしてしまいました笑またぜひ機会があったら平塚くん書いていただけると嬉しいです！笑これからも更新楽しみにしています！！ (2020年12月25日 23時) (
レス) id: 4440a92a1e (このIDを非表示/違反報告)
*Usanon*(プロフ) - 実優さん» イメージして書き出したら生徒会長の話とリンクするじゃん！って思ってafterstoryにしてみました！笑 楽しんでいただけたなら幸いです！ ぜひまたリクエストお待ちしてます！ (2020年12月25日 12時) (レス) id: 314bf87f2b (このIDを非表示/違反報告)
実優(プロフ) - 私がリクエストさせていただいたエピソード4のafterstoryとしてまたリクエストに答えて下さってありがとうございました！とてもプロが可愛かったです！またよろしくお願いします！ (2020年12月25日 9時) (レス) id: 3d6f61d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
*Usanon*(プロフ) - まりなさん» リクエストありがとうございます！！良いシチュエーションですねぇ笑 書く前からドキドキしてます！(←なんで) 書かせていただきますので、少しお待ちください！！ (2020年12月20日 23時) (レス) id: 314bf87f2b (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - 初めまして！あじくんのキュンキュンしました、、。クリスマスのリクエストをさせていただきたいのですが、私の自担は平塚くんで平塚くんにマフラーをつけてもらって俺と付き合ってよって言ってもらいたいなぁなんて思ってます笑ぜひ検討よろしくお願いします！ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 4440a92a1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*Usanon* | 作成日時：2020年12月1日 0時
