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『…仕組ん、でた？』
「そう、風紀委員は元々人気がないでしょ？」
元「おい、人気がないとか言うなよ！！」
元木先輩の華麗なツッコミが飛ぶ。
「まあ、立候補する人少ないじゃん」
「だったら立候補すればほぼ確実になれるわけ」
「尚大にもお願いして、立候補してもらったの」
『でも、私がなれるかなんて分からなくない？』
織「だから俺が立候補したんじゃん」
織「俺がやる代わりに女子を指名させて、って
先生に言ってAを指名したの」
織「ぼーっとしてたから気づいてなくて助かった笑」
確かに、そう言われてみれば辻褄があってくる。
元「委員長も立候補者はほとんどいないから、
檜山に立候補してもらってあとは俺が決めたわけ」
元「ペアだからとかは適当な理由付けで、
元からAちゃんを指名する予定だったよ」
なんか全部繋がった。
オリが私を強制的に風紀委員にして、
元木先輩が副委員長に指名したって事か。
「だから偶然じゃなくて必然なんだよね笑」
光成が言うことでさっきの風紀室の言葉を思い出して、
少し恥ずかしい気持ちになる。
元「なにそれ、めっちゃカッコつけてんじゃ〜ん笑」
なんて言いながら光成をおちょくる元木先輩。
織「ま、そういう事だから」
織「末永くお幸せに〜」
妬みを含んだような言い方だったから
一言返してやろうと思って
『オリも早く彼女作りなよ？笑』
と煽るような事を言ってみれば、
オリは結構大きな声で
織「俺もう彼女いるしっ！！！」
と大きな爆弾を落とした。
報告するルールを破る人がまたいた事で、
片づけしていた部員の手が止まり
“おいっオリ、どういうことだ！！”と声が飛ぶ。
オリ、ドンマイだよ。
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作者名：*Usanon* | 作成日時：2020年11月8日 22時
