風紀を乱せ、二度目の恋。【少年忍者】 (ページ27)

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「俺はAと文理違ったし、

　Aがクラス離れて気まずくなるって察したから

　距離置きだしたのかなって思って俺も離れたつもり」

「Aの考えは憶測だけど俺はそうだと思ったよ」

私の意志は伝わってたらしい。

しかもそれを分かって合わせてくれる光成は

やっぱり凄いし、距離を置いた事を後悔。

『…でも光成、喋る頻度が下がったら

　付き合うの難しいとか言ってたじゃん』

そう、付き合ってる時光成が何気なく発した一言。

“同じクラスだからたくさん話せるから良かったけど、

他クラスだったら話せなくなるし付き合うの大変だよね”って。

『なんで藤妻さんと付き合ったの…？』

「……正直俺の勝手じゃない？」

「まあ言うとすれば嫌いじゃなかったから？」

「顔もまあまあだし告られて振るの面倒だったし？」

今までの光成とは思えないような内容。

言葉遣いもどこか荒く感じる。

「…幻滅したでしょ、こんな事考えてんだよ」

「Aも別れて良かったって思ってるでしょ？」

「……早く尚大と付き合えばいいのに」

最後の一言に耳を疑った。

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