風紀を乱せ、二度目の恋。【少年忍者】 (ページ20)

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夏休みが明け、二学期が始まる。

委員長と副委員長は任期が1年だから、

風紀委員の仕事はまだまだ続いていく。

特に二学期は体育祭と修学旅行があるから、

委員会で集まらないといけない事も少し増える。

勉強も踏ん張り時のタイミングで委員会も忙しい。

…そのはずなのに。

いつも通り教室に向かえば、

クラスの女子が集まって盛り上がっていた。

『オリおはよ、あれ何？』

織「おはよ、あぁあれね」

挨拶の次いでにオリに聞いてみた事を後悔した。

織「あの輪の中心にいるあいつ、えーっと」

織「あ、藤妻だっけ、あいつ檜山と付き合ったらしいよ」

聞いてないよ、光成が私と同じクラスの人と付き合うなんて。

クラスも一緒になれない、選択授業もバラバラだから

喋る機会もなくなるよねって。

距離が遠くなったら付き合うのも大変だよねって。

そういう意味でお互い疎遠になったんじゃなかったの…？

光成はまだ私のことを好きなんじゃないか、って

少しの希望が打ち砕かれた朝。

私の気持ちを嘲笑うかのような太陽の日が

教室の窓から差し込んでいた。

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