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25.反論 ページ25
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彼女たちに言われてきた言葉は全部あってる。
自分が悪い事が分かっているから
反論したくてもできない。
《な〜んも言わないんだ笑》
《やっと自分が犯した罪に気づいた？笑》
《でもどーせ、反省しないんでしょ？笑》
《私たちが反省の場所、作ってあげる！！笑》
ﾊﾞｼｬｯ
水をかけられた。
髪の毛から滴り落ちる滝のような水が
その壮大さを物語っていた。
《もうこれで懲りたよね？》
《じゃあ、明日の告白でちゃんと断るんだよ〜？》
《間違ってもOKとかするんじゃないよ？》
《さよなら、今日までお疲れ様〜！！》
ﾊﾞﾀﾝ
ｶﾞﾁｬｯ
鍵を閉められた。
空き教室のはずなのに何故かついているクーラー。
いくら夏だからといっても身体は冷えるばかり。
カバンは教室に置いてきちゃった。
…あ、携帯。
電話をかけようと試みたが、
ちゃかちゃんも元太くんも海斗くんも
連絡先を交換していないことに気づく。
普通仲良くなったらするはずなのに、
ずっと一緒にいたからか忘れていた。
…どうしよう。
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作者名：*Usanon* | 作成日時：2020年10月10日 19時
