青春あるあるSTORYｰNEOｰ【橙】 (ページ23)

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23.靴箱ページ23

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文化祭も無事終わり、今日から授業だ。

眠い目を擦りながら靴箱を開ける。

『……ん？』

1枚のメモが入っていた。

中身を見てみれば

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

AAさんへ

今日の放課後第2資料室まで来てください

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

『…なにこれ』

文字を見る限り女の子。

普段からあまり女の子とは関わらないから

呼び出しされるようなことなんかあるはずないのに。

しかも第2資料室と言えば花火を見た思い出の場所。

なんの用なんだろう。

不思議に思いながら教室へと歩きだす。

「Aちゃん！」

「一目惚れしました！！」

「付き合ってください！！」

『…まだ心の距離は遠いかな』

「台詞変わったけど結果変わんね～！！」

〈はいはい、150回目お疲れ様笑〉

OKするタイミングを見失っていた私は

また今日も傷つけないように断ってしまう。

松松がまだ何か言っていたような気はするけど、

私は放課後の呼び出しの事しか頭になかった。

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