26.彼氏 ページ26
.
「Aちゃん、学校どうなの?」
『もう毎日楽しいです!!』
『クラスメイト皆仲が良くて』
「……気になる子とかいないの?」
『……クラスメイトでなければ…?笑』
あなたと何度もデートする時点で
好きって分かるじゃん!!!!!
なんでこんなに鈍感なのかな…?
『…逆に龍也さんは?』
『プライベートもお仕事もたくさんの方に会うだろうし』
『気になる人とかいるんじゃないですか?』
「……いるよ、好きな子」
愛しい目をしている龍也さん。
…いるんじゃん、好きな人。
それは普段私に向けるような視線じゃなく、
心から愛している、そんな目。
『…っ、告白したりしないんですか?』
「……できたらこんなに悩まないよね笑」
「言っていいかも分からないし…」
話が続きにくくなった時、
ちょうど如恵留さんが注文を届けに来た。
[はい、お待たせしました〜]
[あ、しめ今日頑張るんだよ?]
「分かってる、ありがと」
なんて意味深な言葉を残していった。
『…何を頑張るんですか?』
「Aちゃんは知らなくていーの」
『んー、気になります笑』
なんて言ったら“後で分かるから”なんて…
.
91人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*Usanon* | 作成日時:2020年9月28日 23時