検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:68,335 hit

傍観者23人目 ページ24

…数日後の放課後…


『ポスターできたよ』

「おーお疲れっありがとう!」

リーダー格な女の子に書き終わったポスター全てを渡した。
素晴らしい笑顔。見習うべきじゃね。

白い歯を見せ笑う女の子はポスターを渡したあと慌ただしく次の準備へとかけていった。
忙しいね…なんて他人事(実際他人)のように思いながら城田を手伝うべく席へと戻る。


で、戻ったのはいいものの。
今降っている雨がこれからもっと強くなるから早く帰りなさい、的な放送が流れた。


『えーこれ以上強くなんの?』

小さく独り言のように『私傘持ってきてなーい』と呟くと、
それが聞こえたのか、城田が

「和泉。なら俺が送ろうか?」

『いや、いいよ。悪いし、』

「大丈夫だよ。俺今日7時から用事あるんだけどそれまで暇だしさ、」

「和泉の家ぐらいまでなら余裕で行けるよ。」と言ってくれた城田。リュックにクロ入ってる…。

用事ぃ?…なら、いや…でもな


『ありがとう城田。でも私も今日寄っていかないと駄目なところがあるから』

「えっじゃあそこまで…」

「真昼っ。すぐ帰んの!?どっか寄ってこーぜっ」

びゃーーんと現れたのはふりふりエプロンを着た綿貫。

「その浮かれたカッコじゃなれければな!!」

『ぶっ…!』


ツッコむ城田の隣でリアルに吹いた私。
すでに文化祭当日みたいじゃんか…


『に、似合うよ…!綿貫ぃ…ッあっははは!』

「笑い過ぎだろ。」

「で、どうする?真昼。」

「あ?あー俺和泉送って……あれ?」

「、和泉ならさっきダッシュで帰ってたぜ。」

「は!?速すぎだろ!!」


ですよね!!なんて思いながら隠れてるのは教室。
綿貫には静かにのポーズで伝えて逃げた。

だってね、今日は例の組織から連絡入ったから行かなくちゃなんですよハイ。
駅なんだけど、城田の用事がなんだか知らないけど離れたところだったら悪いしからね。

しばらく座って隠れてたら城田と綿貫は帰ったらしく、私もそろそろと教室を出た。


玄関にまで来て靴を替えると
ザァァアアと降る雨の中へ入って行った。


ーーーー
C3って駅前…?

傍観者24人目→←傍観者22人目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (120 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:SERVAMP , 城田真昼 , 綿貫桜哉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まっちゃ* - とても面白い作品でついつい読みいってしまいます!後こゆきの漢字は虎に雪で虎雪ですよ! (2018年5月13日 22時) (レス) id: cd2ef48f8b (このIDを非表示/違反報告)
ともね(プロフ) - 無気力★乃愛さん» 全然良いと思いますよ〜! (2016年10月2日 8時) (レス) id: 42e2ce2cff (このIDを非表示/違反報告)
無気力★乃愛(プロフ) - ともねさん» !?見下さったんですか!?あああありがとうございます!!皆様が想像していた夢主と似ていなかったりしていたら申し訳ないです…! (2016年10月1日 12時) (レス) id: 3e4f1675af (このIDを非表示/違反報告)
ともね(プロフ) - Twitterの絵見ました!上手いですね〜〜! (2016年10月1日 12時) (レス) id: 42e2ce2cff (このIDを非表示/違反報告)
無気力★乃愛(プロフ) - 詠斗さん» 嬉しいコメントとてもありがとうございます!!頑張ります! (2016年9月21日 17時) (レス) id: 3e4f1675af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無気力★乃愛 | 作成日時:2016年4月6日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。