傍観者ではいられないようで【SERVAMP】

傍観者10人目 ページ11

「て、ゆうかさ」

『…なんですか』

「もうそろそろでしょ？組織からの連絡」

『連絡ってゆうか…まぁそうですね』

「どうすんの？」

『どうって…』


どうもこうもあるか、と心の中で毒を吐く

3年前当たりにある組織に、てか会社みたいのもんだけど

その組織をとある事情で抜けた私

そして3年たった今。組織から勧誘とも言える命令的なのがきたのだ

あ、いやまだきてねぇわ
くるかもって話だわ


『きたとしても断りますよ』

ポケットから出したスマホをいじりながら当然のように答えた


＿＿多分断れないな

断ると当然のように言ったもののそんなことを少し悟った


軽々と意見を言えるような立場にたっていない現実
上からの命令は絶対だ

人材少ないらしいし、大変だね


「断れると思う？」

『…どうでしょう』
　

あぁでもそうか。御国さんは組織を辞めたわけではないから…まぁうん


『てゆうかもう帰ってもいいですか？』

「ん？あぁ、いいよいいよ。呼びはしたけど大したようなんて実際なかったしね」

だろうな

御国さんの言葉に冷めた言葉をのっけた

大体分かってましたよ


そう思いながら店をでて、来た道を辿るように帰った



・


＿＿あ、黒猫、まだいたの

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