#12 ページ13
サスケside
何か、音がした。とっさにその方向へ振り返る。
「…今の声(サクラか…)」
呟いたその時、おれの背後に気配が現れた。
チャリン、と鈴がしとやかに鳴る。カカシだった。
「忍戦術その2、幻術…。
…サクラの奴、簡単にひっかかっちゃってな…」
(幻術か…一種の幻覚催眠法…。
あいつならひっかかるのも無理ねーな……しかし…)
幻術にはまったサクラを想像しふとおかしくなった。
しかしすぐにその感情は消える。
とたんに空気が変わり、木々が騒ぎ出す。
「オレはあいつらとは違うぜ…」
「そういうのはスズを取ってからにしろ、サスケ君…」
空気が張り詰めるその時、オレ達は新たな何かを感じた。
『サスケー！あ、カカシ先生も！？』
それはとても澄んだチャクラの気配。
A、だった。
「…A！」
『サスケ、助太刀に来たよ！』
笑顔で走り寄るA。
オレの隣に立つと、カカシと向かい合った。
「ふーん、二対一か…」
「…言い忘れてた…オレだけじゃねえ。Aもな」
そうだ。Aもまた特別な存在だ。
たった3人のうちは一族の生き残りであり、オレの大切な……。
『ん…っと…何が？サスケ』
「……なんでもねえ、行くぞA。コイツに手抜くなよ」
『うん、本気で行かないとね！』
そうしてオレが構えると、カカシはへら、と笑った。
「ハハッ、若いっていいねえ…」
なぜだろう、Aがそばにいると負ける気がしねえ。
そのくらい、オレにとってAは特別な存在だと改めて思った。
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いお(プロフ) - 宝石姫さん» ご指摘ありがとうございます！ごめんなさい、以前書いていた夢主の初期設定の名前がすいれんだったもので…。以後気をつけます！あまりミスをしないよう頑張ります(笑) (2016年3月15日 1時) (
レス) id: 32a2586df6 (このIDを非表示/違反報告)
宝石姫(プロフ) - 名前のところが時々『すいれん』になるんですけど… ごめんなさい！こんな細かい事を。 少し気になったので… 作品とても面白かったです！続き楽しみにしてます。頑張ってください！ (2016年3月15日 0時) (レス) id: aefe26b5a4 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - 小鳥遊さん初めまして！コメントありがとうございます!!まだ連載スタートして間もないですが、そう言っていただけてやる気が出ました！応援ありがとうございます！頑張ります(*^^*) (2016年3月11日 16時) (レス) id: ede95f9dd9 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊☆優(プロフ) - この作品を読みましたが、とても面白いです！最新速度も丁度良くて読んでくと、主人公が可愛くてキャラ的にも好きです。これからも最新頑張ってくださいね！応援しています！！！ (2016年3月11日 14時) (レス) id: 96bb639ebc (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - マジックさん» 早速コメントが…！ありがとうございます(*´ω`*)更新頑張りますね！ (2016年3月11日 11時) (レス) id: 01fdd81d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いお
| 作成日時：2016年3月10日 12時
