99話 女王 ページ50
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白い世界に小さく響く悲しげな声。
それは私の中の何かをかき立てた。
「やはり……生きておられたか」
白い息が宙を浮遊する。
「こんな所で出会ってしまうとは……人生とは実に奇っ怪なものだな……」
白い息がもやが頭を覆う。
「どういう、こと？」
「……あなた様は我々の希望の光。我らの女王です」
「！？」
突然口調を変えた忍。
なぜだろう、その声をどこか記憶の彼方で聞いたことがある気がする。
「13年前の悲劇、我らの命運は絶たれたと思った。
しかしながらこうしてご無事に生きておられたとは……！」
もやが晴れたその時、奥底にしまった記憶を呼び覚まされた。
……運命とは唐突だ。
「あなた様は、我らファワイアン王国の次期女王。
13年前、女王様はA様を守るためあなたを異世界に送られました」
いつもそう。
居場所を見つけたと思った瞬間に、それは跡形もなく崩れ去っていく。
「どうか私と共に来てくださいませぬか!?
女王様が亡くなった今、国を治めるのはあなた様しかおられないのです……!!!」
それは積み上げてきた『私』という過去を置き去りに。
ベールに包まれた『真実』というメモリーを暴いて……。
TO BE CONTINUED
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あ~ゆ - 88話のモンパチの歌小さな恋のうたではなくてあなたにだとおもいます。 (2015年11月22日 15時) (
レス) id: 1fdf1b27e4 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - krhtさん» はい！次回作なりそうですが絶対書きます(*´ω`*)♪ (2015年10月3日 19時) (レス) id: 319c3a9177 (このIDを非表示/違反報告)
krht(プロフ) - ありがとうございます！期待しています！ (2015年10月1日 0時) (レス) id: 8e3c943c44 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - krhtさん» 了解です！ちょっと今話が込み合ってるので、もう少し後の話になりそうですけど、ご期待ください(*`･ω･´) (2015年9月30日 20時) (レス) id: 319c3a9177 (このIDを非表示/違反報告)
krht(プロフ) - ありがとうございます！それじゃあお言葉に甘えてリクエストお願いします！内容はコラソンとグラディウスとドフィが夢主を取り合う内容でお願いします！ (2015年9月28日 23時) (レス) id: 8e3c943c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いお
| 作成日時：2015年9月11日 18時
