episode5 ディアソムニア ページ6
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ものの数分で男たちを蹴散らしたあたしたち。
ﾗｷﾞｰ「シシシッ、でもこんなことしたってどうせディアソムニアの奴らは手遅れっス！」
「ほほう、それは興味深い話じゃ」
「誰が手遅れだと？」
「この通り、俺たちディアソムニア寮の生徒には怪我ひとつない、そいつらのお陰でな」
そこに現れた、緑を基調とした服を着こなす生徒たち。
『うっわぁぁ！ディアソムニア!!?』
本物だ！本物のリリアとセベクとシルバーだ！
『後光が差してる、直視できない!!!』
尊さにオーバーリアクションを取ると、ユウちゃんに服の袖を引っ張られた。
「Aちゃん周り見て。凍りついてるから」
ｸﾞﾘﾑ「……Aってやっぱり感情の起伏激しくて変な奴なんだゾ」
辺りを見回すとみんなあたしの方を見て怪訝な顔をしている。
……おっと、これは取り返しがつかないぞ。
『はっ……興奮してしまったすみません。
あのリリア様、握手してください』
「ん？おお、いいぞ」
そう思うと開き直ってしまい、割と緊張感漂う中リリア先輩に近づいて握手してもらった。
ｹｲﾄ「いやいやAちゃーん、緊張感って知ってる？」
『はっ、すみませ……』
ﾗｷﾞｰ「えっ！？あれッ！？お前らさっき、群衆に飲み込まれたはず！」
動揺するラギーとレオナ、それを諭すように静かに説明するディアソムニアの御三方。
「そんなのアリっスか！？」
「………あー、もういい」
「え？」
「やめだ。やめ」
マレウスが五体満足なら勝てるわけがないと諦めるレオナ先輩。当然ラギーは反発した。
「なんで……オレたちで世界をひっくり返すんじゃなかったんスか？」
「キャンキャンうるせえな。じゃあ本当のことを教えてやるよ。
お前は、ゴミ溜め育ちのハイエナで、俺は永遠に王になれない嫌われ者の第二王子！
何をしようが、それが覆ることは絶対にねえ」
「ふ…ふざけんなよ！なんだよそれ！ここまで来て諦めるなんて……」
「そりゃあんまりだ、レオナさん！」
「ぶん殴ってでも試合に出てもらうぜ」
「ああ、面倒くせえ……黙れよ雑魚ども！」
レオナ先輩の黒いモヤが大きく濃くなっていく。
……もし、どうあがいてもシナリオを変えられない運命だとしたら───あたしのやることはただひとつ。
『ラギー先輩、危ない！！！』
ﾕｳ「Aちゃん！？」
ｴｰｽ「おい、A!!!」
そう言い聞かせ、砂嵐が漂う中ラギー先輩目掛けて走った。
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あまね(プロフ) - 神作しかなくて困ってますありがとう御座います (1月3日 0時) (
レス) @page11 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - ぜひ最新待ってます！！！！ (2021年11月14日 14時) (レス) @page11 id: 03797417b9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよコーン - 今まで見てきたツイステ小説の中でダントツでこれが面白いっす主さん推します。推すことをどうか許してくだせぇ。 (2021年11月13日 21時) (レス) id: 635c8de402 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - この作品すごく面白いです！恋愛面もうまく入っていて読んでてニヤニヤが止まりません。更新待ってます頑張ってください！ (2021年4月3日 9時) (レス) id: 9bd7bc073d (このIDを非表示/違反報告)
あはーは - これ打ってたら地震きて焦った (2021年2月1日 23時) (レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いお
| 作成日時：2020年6月7日 19時
