episode8 オクタヴィネル ページ8
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「ジェイド、アズール、お待たせ〜」
フロイド先輩はあたしと食堂に入ると、先に食べていたジェイド先輩とアズール先輩を見つけ対面して座り、あたしをその隣に座らせた。
「……フロイド、まさか毎日こうやってAさんを連れてくるつもりですか？」
アズール先輩はため息混じりにフロイド先輩を見つめる。
……呆れた顔も美しいとか罪だな、アズールよ。
「別によくない？オルカちゃん半分オクタヴィネル寮生みたいなもんだし」
なんてふざけたことを考えてると、急にフロイド先輩に抱き寄せられた。
「モストロ・ラウンジの“看板娘”がオレたちと一緒に行動してたっておかしくないじゃん？」
そう、あたしはモストロ・ラウンジでバイトをしているため、オクタヴィネル寮生に間違えられるなんてことよくある話だ。
ﾌﾛｲﾄﾞ「それにオレが見てない間に他の男に盗られたらどうすんの？」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「フロイドと交際している時点で横取りしてくるような命知らずはいないと思いますが」
ｱｽﾞｰﾙ「まあ2人が付き合うのは勝手ですが、くれぐれも仕事はしっかりしてくださいよ」
アズール先輩はナイフとフォークを器用に使い、綺麗に食事を進めていく。
それを見ていたフロイド先輩は目を細めて笑った。
「アズール、オレがAに取られて寂しいんだ？かーわいい」
「ふざけないでください！誰も寂しいなんて言ってない！」
どうやら図星だったらしいアズール先輩はツンデレな一面を見せた。
そんな彼にジェイド先輩もニコニコ。
ああ、なんて尊い空間なんだろう。
『ふふっ』
「ん？何笑ってんの？」
『このメンバーでいるのも楽しいなって』
推しが仲良くしている様子を見るのが楽しくて、思わず満面の笑みでフロイド先輩を見つめると、なぜか彼は硬直した。
……なんかまずいこと言った？
『え、フロイド先輩？』
「あ？今こっち見んな」
『痛い痛い！なんでちょっとキレ気味なんですか！？』
するといきなり大きな手でアイアンクローをされ、視界を妨げられた。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「フフッ……(アズールのことをいじってましたが、フロイドも大概、照れ隠しが下手なんですよねぇ)」
『ジェイド先輩！？笑ってないで助けてください、頭割れる！』
てっきり怒らせてしまったものだと思っていたけど、その時フロイド先輩の顔が真っ赤になっていたことをあたしは知らなかった。
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いお(プロフ) - たまちゃんさん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます！続編を頑張って作ってますのでお楽しみに(´∀｀*)たまちゃんさんにコメントいただいてものすごくモチベーション上がってきたので頑張ります！ (2020年6月4日 19時) (
レス) id: c501ad88ac (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - いつも読むたびに心臓持っていかれます！ありがとうございます！毎日更新していただけるだけでありがたいので、体調に気をつけながら頑張ってください。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 51974ad0e9 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - リリココさん» こちらこそコメントありがとうございます！毎日1ページずつの更新で申し訳ないですが、気長にお待ちいただけたらと思います！ (2020年5月24日 20時) (レス) id: a37cd3531f (このIDを非表示/違反報告)
リリココ - あー！きゅんきゅんが暴走します！ありがとうございます！ (2020年5月22日 20時) (レス) id: 6a5c4fc28d (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - さくらさん» 今から第4章に突入する予定なので、ジェイドとの話も入れ込めるようでしたら書いていきたいと思います！ (2020年5月17日 16時) (レス) id: e94c62de6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いお
| 作成日時：2020年5月8日 22時
