110話 炎柱と炭治郎 3 ページ14
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1ヶ月後。今日も煉獄さんはお兄ちゃんと稽古をしている。
「竈門少年はこの辺で終わりにしよう!A、午後からは君と手合わせしたいがいいか?」
『はい!もちろんです師範!』
「(ええ!?あれだけ動いてまだ稽古を続けるのか!?)はあ、はあ……ありがとう、ございました」
「うむ、だいぶ俺についてこれるようになったな。さすがAの兄だ!根性がある!」
元気にあたしに笑顔をふりまく煉獄さんと対照的に、お兄ちゃんはへとへとになって地面にへたりこんだ。
分かるよお兄ちゃん、煉獄さんの稽古はしんどいもの……。
あたしは「おつかれさま」と言ってお兄ちゃんに手ぬぐいを渡した。
「ありがとうA……それにしても、煉獄さんは本当にすごいな。
鍛錬は相当つらいけど、力がついていっているのが分かる」
『ふふん、だってあたしの師範ですから!
煉獄さんは強くてかっこいいんだ!』
「そうだな、心から尊敬するよ。
……そんな煉獄さんを救ったAも」
お兄ちゃんに認められたのが嬉しくて笑った。
すると、頭上に影がかかる。
「A!A!本部ヨリ緊急ノ連絡ダ。
今カラ本部二向カエ!にちか様ガ呼ンデイル!」
振り返ると、どこかに行ってきたあたしの鴉が戻ってきた。
なるほど、お館様のお屋敷にいたのね。
『え?にちかちゃんが?だったらすぐ会いに行かないと!』
「炭治郎モ一緒二来イトノコトダ!ヘバッテル場合ジャナイゾ!」
「え?俺も……?」
その旨を煉獄さんに伝えると、快気祝いをいただいたお礼をしに行くいうことで、3人でお館様のお屋敷に向かうことになった。
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まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2022年5月9日 22時) (レス) @page42 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぴぽ - やば‥泣いた………… (2022年1月16日 15時) (レス) @page42 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
*舞夜*(プロフ) - とても面白かったです!! 煉獄さんがいつ自分の気持ちに気づくかとても楽しみです!! 主人公も早く煉獄さんに落ちてほしい( ´罒`*) 更新頑張ってください!待ってます!! (2021年11月9日 1時) (レス) @page42 id: a1507cd74d (このIDを非表示/違反報告)
いぎ - めちゃくちゃ良かったです!続きが気になります!( °∀°) (2021年10月27日 16時) (レス) id: f55d613724 (このIDを非表示/違反報告)
#きのこ - ああああ尊いです 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています(^^♪ (2021年10月13日 15時) (レス) @page42 id: c964701d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いお | 作成日時:2019年10月14日 15時