58話 藤の花の家紋の宿 2 ページ10
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「A！やっぱりAの匂いがすると思ったらそうだったか！
こんな所で会えるなんて、兄ちゃん嬉しいよ！」
『うわっぷ、ちょっとお兄ちゃん！あたし汗臭いから抱きつかないでよ！』
お兄ちゃんはあたしを見つけるや否や熱い抱擁をしてきた。
つき飛ばそうとしたけど、お兄ちゃんの満面の笑みを目の当たりにしてやめようと思った。
……なんだかんだ言って、あたしお兄ちゃんに弱いんだよね。
「Aちゃん！」
と、思ったら奥にいた黄色い髪の男の人に話しかけられた。
あれ、この人確かに最終選別で出会った変人・その�△凌佑澄�
「この音、やっぱりAちゃんだったんだね！
少し見ないうちにまた綺麗になったねAちゃん！」
『えーっと、善逸さんでしたっけ？』
「そう！そうだよ！覚えてくれてるなんて嬉しいなぁ！うふふふふ」
気味の悪い笑みを浮かべた善逸さんに若干引いていると、部屋の隅からカリカリとお姉ちゃんが箱を引っ掻く音が。
「うわっ、うわっ！えっ？
出てこようとしてる!!出てこようとしてる!!」
「大丈夫だ」
「何が大丈夫なの！？ねぇ！？ねぇ！？」
「しーーっ、夜中なんだぞ、善逸……！」
「キャーーーーッ、鍵かかってないんない!!」
お兄ちゃんが「しーっ」と人差し指を顔の前で立てるけど善逸さんは慌てふためいてあたしの元に走ってきた。
「まままま守って!!Aちゃん、俺を守って!!」
『大丈夫ですって善逸さん、あとそんな近寄らないでください』
「ええぇ、ひどい！もう伊之助でもいいから！」
「こっち来んな」
「ギャウッ」
善逸さんは猪の被り物をしている人に近づくも、守ってくれる様子はない。
って、その変な被り物、変人・その�，琉貿圭�じゃん！
こんなところで出会うなんて、世間って狭いな。
「禰豆子」
『お姉ちゃん』
「へ？」
善逸さんはすっとんきょうな声を上げると、お姉ちゃんを見て驚愕の顔を見せた。
ふふ、きっとあたしのお姉ちゃんの美貌に度肝を抜かれてるんだな。
お姉ちゃんはお母さんそっくりの美人なんだから！
と、内心自慢げでいると、善逸さんは低く唸るような声を上げた。
「炭治郎、お前…………いいご身分だな」
顔を上げた彼は、この世のものとは思えない恐ろしい面をしていた。
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林 - いえいえ、先走っていたのですみませんっ！！(スライドイング土下座！) (2019年10月14日 16時) (
レス) id: 15da3cb52a (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - 林さん» すみません製作途中だったので限定公開にしてました！解除したのでぜひ見に来てくださいd('∀'*) (2019年10月14日 16時) (レス) id: 992332b5ce (このIDを非表示/違反報告)
林 - ログインユーザーじゃないから次回作読めないですわ……でも読めなくても応援してます！(そもそもメアドとかがありませんしね、私 (2019年10月14日 16時) (レス) id: 15da3cb52a (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - リザさん» コメントとお心遣いありがとうございます(*ﾟ∀ﾟ*)毎日更新で頑張ります！ (2019年10月13日 10時) (レス) id: 592ede7792 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - mayumiさん» 返信遅れてすみません！その件に関しては今後解説していこうと思ってます!! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 592ede7792 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いお
| 作成日時：2019年9月13日 21時
