なぁ、そこの君。【赤緑】

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緑「お邪魔しまーす…」


赤「あ、そういえばオカン今日と明日出掛けとるから緊張せんでええで？」





にこっと可愛らしく笑ってそんなことを言う。



…ってことは、今日の夜も明日の朝も2人っきりなん！？



あかん、そっちの方が緊張するわ…。






赤「…そない不安そうな顔せんで？俺何もせぇへんから」


緑「…え、？」


赤「晩ご飯、ともの手料理食べれるんかぁ…めっちゃ嬉しい！」






そう言って、俺の手を握ったまま大毅の部屋に連れて行かれる。



…なぁ、大毅。


俺のこと、純粋で甘え上手な天使、とか思ってるやろ。






赤「…っん、！？」


緑「…俺かて、男やもん。そゆこと、期待しとらん訳ないもん…」





大毅の腕を引っ張って、キスをした。


そりゃ、大毅に可愛く思われたいってのもあっていっぱい甘えてたで？


…でも、俺も、健全な男子高校生やから。






赤「…とも、」


緑「…純粋な子がよかったなら、ごめん。でも本間の俺は、計算して行動したり、…えっちなこと、期待したりとか…っん、」






今度は、大毅からキスをされた。



…な、何で？






赤「っもう…可愛すぎ！計算とかも俺の為なんやろ？そんなんせんでもともは充分可愛えのに…」


緑「…えっちなのは？俺純粋とちゃうで？」


赤「…アホ。俺は純粋な子とかやなくて、ともが好きなんやで？俺やってともとしたかったけど、ずっと我慢してたんよ？…こない嬉しいことないって、」






大毅のふかふかなベッドに押し倒された。



…ちょっ、あかん！！





緑「まっ、て？折角お泊まりなんやから、夜にしようや…」


赤「はぁ！？俺お預け喰らいすぎてるってぇ！」


緑「ふふ、買い物行くから、ついてきて？」


赤「んむぅ…はぁーい…」






渋々離れた大毅の腕を引っ張って、大毅の耳に口を寄せた。






緑「お預けも計算、って言うたら？」


赤「っ…！ほんっま、俺我慢出来ひんって…」


緑「夜、いっぱい甘やかしてね？」


赤「ああああああもう！！！！」






ま、それは計算とちゃうんやけどね。


小悪魔な俺も、可愛えやろ？







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