記憶を無くした私の話【歌い手】

日常4 ページ23

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「ん！ここおいで」



とベッドに座ったさかたんが隣をぽんぽんした




『あ、や、ちょっと...わ、私ここでいいから！』



さすがにふたりっきりでベッドはダメでしょ！！？


そう言って床に座った



「おしり痛くなるからあかんー」


そう言って彼は私の手を引いてすっとベットに座らせられた




と思うじゃん？？？




違うんだよね、たしかにベッドに座ったことは間違いではないんだけどね？！









さかたんの足の間なんだよね？？？？


わかる？こう...みんな友達とかと2人でひとつの椅子座る時ってこう...膝の上に座るじゃん？？



それのあいだバージョンなんだよね？？







ベッドでそれはダメよ？？！！！！



『まって、やだ恥ずかしいからやだ』



そう言って逃げようとするが



なかなか抜け出せない！！！





「ちょっ、逃げんとってー！」



何を呑気なことをっ...





ふんっ！！！！



と思いっきり力を入れて抜け出そうとすると



ズルっ


と足を滑らせベッドから頭から落ちそうになった







やっべこれ痛い





瞬間的にそう思った




けど



ぽふん



という柔らかな衝撃が来た






さかたんが落ちそうになった所を間一髪で引っ張ってくれてベッドに戻ってきたようだ









まってこれはこれで




危険()









現状を言うと




私はベッドで倒れてる




さかたんはなんか顔赤くしてこっちみてる




まって恥ずかしいむり





『ぁ...あっははっ！びっくりしたぁー！』




何も気付かないふりしてずっと起き上がろうとした





がそれはさかたんの手によって阻止された




気がつけば私はさかたんに押し倒される体制





ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛私のバカ！！！！！






「...なぁ、キス...していい？」




顔を赤くして、恥ずかしそうに首を傾けて聞いてくる







そんなの断れないの分かってるくせに...



『.......だめって言ったら...？』





我ながらこの状況でよく言えたな！


言ってる言葉平然としてるけど！


心臓！！バックバク！！顔！！あつい！！




「だめって言ったらせーへんよ...もう嫌がることはしたくない」









まって？？じゃあこれさ。そこらの漫画とかだと

「ダメって言ってもするけど♪」

みたいな展開予想してたんだけど...






これ私から

「うん...」



って言わなきゃ行けなくなったっぽくない？！？！





無理！！！！！








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