記憶を無くした私の話【歌い手】

日常2 ページ21

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そんなこんなで当日です



キンチョー...






さ「おまたせ！さっ行こっか！」



『...うん』


さ「めんどくさいからまたあの3秒のやつする！目瞑って3秒！」



『はいはいw


いーち、にー、さーん』



さ「いいよ！」






うわぁ...ほんと。何回見てもこの術も神社も

感動するわ







さ「はい！A！」



ぼーっと眺めていたら彼はあるものを渡してきた






『え？？』



さ「これ付けてて！」



『なんで？！？！？？
やだよこの年になってこんなはずかしい！！』




彼の手に握られているもの


それは









狐耳カチューシャ




さ「なんでって...人間ってバレたらまた記憶消されるかもやん」



『また？？』




〜かくかくしかじか〜




『...そんなことあったんだ。全然覚えてないー』



さ「やろーなwだってそらるさん体力ないくせに術だけはいちばん強いもん」



『そらるさんって家族？』



さ「せやで！」



『なのに敬語使ってるの？』



さ「.....まあ1番年上やしな」



『なんの間よw』



さ「んーん！なんもない！はよこれ付けて！行くで！」




それから私は半強制的に耳をつけられて

神社の中に足を踏み入れた____







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