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回想2 ページ14

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私は後ろを振り返った




そこには耳としっぽのついた男の子がいた





「え?!な、泣いている?!??え、えっと...」




男の子の焦っている声がする





私は必死に泣きやもうとした




すると男の子は




私を慰めてくれた






「えっと...ど、どうしたの?」




『迷子にっ...なっちゃ、ておうち、わかんなくなっちゃって...、』




「いっかい泣きやもっか!!」




そう言って男の子は泣き止むまで待ってくれた





不器用に慰めながら







少しして男の子はもう一度聞いてきた





「どうしたの?」



『あのね、おうち、わかんなくなっちゃった、

おうち、かえれないの』




「僕、道わかるよ!連れてってあげる!」



『ほんと!?』



「ほんとだよ!おうち、どの辺?」



『それがね、わからないの...』



私はまた泣きそうになった

頑張ってこらえてた



「あっちょ、泣かんといて!!

おうち、想像してみて?」



男の子の言うとうりおばあちゃんの家を思い浮かべる


男の子はコツンと私とおでこをくっつけた


そして


「わかった!もう、おうち帰れるよ!



っ!そうだ!手品見せてあげる!

目瞑って3秒数えてみて!!」



『うん?』




「いくよ?」



そう言われて私は目を瞑った


『いーち、にーい、さーん!』



『もう目、開けていい?』



「いいよ!」





私は目を開けた









目の前にはおばあちゃんの家





『すごい!!すごい!!どーやったの!?』




「んーとね!内緒!」


そう言って男の子は口元に人差し指を当てた






「あ!僕、もう行かなきゃ!じゃあね!」




『あっ!まって!!



明日あそこの畑で待ってる!!!』








私はそう叫んだが彼からの返事はなかった









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コウ(プロフ) - tom38さん» ありがとうございますもうありがとうございます以外に言葉が出てきませんね() (2019年5月16日 16時) (レス) id: 8448e3e64e (このIDを非表示/違反報告)
tom38(プロフ) - コウさん» 友達に宣伝しといた (2019年5月15日 18時) (レス) id: f031819913 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - tom38さん» 嬉しいけど恥ずかしいですねそれは()ありがとうございますw (2019年5月15日 18時) (レス) id: 8448e3e64e (このIDを非表示/違反報告)
tom38(プロフ) - コウさん» 明日のお楽しみか、学校でも楽しみにしときまーーす!友達にも宣伝しときますんで (2019年5月14日 20時) (レス) id: f031819913 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - tom38さん» 書きます書きます書かせてください() (2019年5月14日 18時) (レス) id: 8448e3e64e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コウ | 作成日時:2019年4月20日 16時

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