Chapter：０８ ページ9
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"通訳の人、探してて....それで、Aが、適任なんじゃないかって、思って。.....ごめん、俺、お前のことしか考えれなくて、チームを救えるの、Aしか居ないと思って、連絡させてもらった"
まさの言葉に、あの時私は、一気に視界が真っ暗になって、何も言葉を発する事が、出来なくなった。
そりゃ、まぁ、そんな、ね。
そんなこと、いきなり言われたら、そりゃ....さすがの私も、動揺しちゃうよ、まさ。
"チームを救えるの、Aしか居ないと思って"
でも、その言葉は。
その言葉は、少し、嬉しかった。
だって、まさに、まさにそんな事言われたら、そりゃ、嬉しいに決まっているよ。
あの後、どうやって電話を切ったのか、覚えていない。ただ、覚えているのは、最後にまさが、またどこか緊張した風に、そう、言った言葉だけ。
"もしAが少しでも悩んでいるのなら、5月23日からある、愛知での合宿、見に来て欲しい。非公開だから、メディアもファンも入らない。監督やコーチには許可を貰ってる。....Aに、今の俺を、俺達のチームを見て、決めて欲しい"
私は、"本当の事"をまさには内緒にして、バレーを、辞めた。
でもまさは、鋭いまさは、きっとそれが何なのか、何と無く気付いているのだろう。
まさは何も、聞いてこなかった。
きっと、聞けなかったんだろう。
あの時、私はバレーから完全に逃げた。
それに、今は私も仕事がある。
バレーを忘れたいがために、勉強を頑張りたくて大学に入った。でもきっと、どこかでバレーを諦めきれていなかったから、いつか何かの役に立つと思って、きっとその思いで、ガムシャラに外国語の勉強をしていたと思う。
卒業してから、沢山取った資格の中の一つ、ウェブデザイナーの道に進んだ。でもやっぱり、どこかで諦めきれなかった自分が、主に海外向けのウェブデザイナーとしての道を選んだ。
どこかで、"海外"が私をどうしても選んだ。
それはきっと。
私も本当は、"セッター"として、"海外"で活躍してみたかった、からだろう。
あの後、まさからラインで送られてきた、あるスポーツセンターの住所と、大まかなスケジュール。
ねぇ、まさ。
私は本当に、その場所に立っても、いいのだろうか。
一度逃げ出したその場所に。
『....ずるいなぁ、まさは』
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
