Chapter：０４ ページ5
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伊藤さんの言葉を理解するのに、5秒ぐらい掛かった気がする。
10秒経過したぐらいで、やっと他のメンバーもザワザワと声を出し始めた。隣に座っている西田も、目をパチクリとさせている。多分こいつは、まだ理解に至っていないのだろう。
直ぐ後ろに座っていた藍は、「え？通訳者居ないの？この前まで居たのに？」ってあどけない感じで囁いた。いい歳してあどけなさは出さなくていいと思う。
とにかく、つまり。
恐らく、通訳者を募集したい、訳だろう。
「あの、伊藤さん。先日までいらっしゃった通訳の方は、どうされたんですか？」
深津さんがそう聞くと、メンバーは一気に黙って伊藤さんに注目する。
「実はご家庭の事情で急遽退任されることになりました。私達も急であったので引き留めてはみたのですが....ご家庭の事情なので、何とも出来ず....何とか協会に依頼して探してもらっているんですけど、なかなかこの時期に直ぐに捕まえる事が出来ないみたいで....すみません、シーズン中にこんな事で皆さんにご迷惑をお掛けするなんて....」
そんな事情があるなら、仕方ない。
...でも、通訳者か。バイリンガルの人なら意外に多く居るだろうけど、なんせバレーの知識もそれなりにはいるのだ。確かになかなか、見つけるのも困難かもしれない。
最悪、俺が監督と主にイタリア語でやり取りするか、英語もわりかし分かるし、他の選手も海外経験者も多いので、何とかなりそうな気もするが、そうでもない、か。
やはり通訳者が居た方が何かと融通はきく。
でも俺の周りにはバイリンガルは居てもバレー知識が...、難しいな。
そう、みんなが悶々と考えている時。
窓側に小野寺さんと座っていた関さんが、小さく手を挙げた。
「関田くん、もしかして...?」
「........僕の、妹、なんですけど、」
何と無く、会議室の空気が一瞬、違うものに変わった、気がした。
関さんの、妹。
勿論、俺は、この中の数人は、必ず、知る、人だ。
「....すみません、急に。ダメかも、しれないです、けど。でも、妹は......Aは...、クワドリンガル、です。...英語、フランス語、イタリア語、の....。恐らく、監督とは1番、密になって話が出来る、はずです。.....僕達にも、きっと.....欲しい情報を、しっかり、くれると思います」
関さんの、どこか寂しい笑顔に、堪らず俺も、寂しい気持ちに、なった。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
