Chapter：３２ ページ33
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「関田さん、本当にありがとう。そして、沢山プレッシャーを掛けてしまって、ごめんね」
祐希さんは優しい表情を私に向けて、少し眉を下げた。
「でも、こうしてVNLで3位になれたのは、勿論みんなのおかげであるけれど、俺は本当に、関田さんのおかげだと思ってる。関田さんの声が無かったら、俺、ここまで頑張れなかったと思う」
メディアや観客、他の選手が居るのにも関わらず、祐希さんは気にせず、私の頭を優しい撫でた。
みんなとは違う、本当に優しく。
「...あのね、関田さんにしっかり伝えたいことがあるの。またその内、俺の話、聞いてくれる？」
その瞳が、少し揺らいだ。
『は、い』
また、息の仕方を忘れて、上手く言葉に、ならなかった。
ーーー
ーー
VNLが終わり、次はアジア選手権に向けての国内合宿とイラン合宿が始まる。
その後も更に国内合宿を経て、最後に最も重要な大会、パリオリンピック出場をかけた、OQT(WC)がある。
まだまだ、日本はこれからで。
何なら、ここからが、本当の勝負であると思う。
そんな、今日。
無事に帰国し、8月2日から始まる味の素トレセンでの合宿に向け、貴重なオフ週間に入っており。
私は本業の方の仕事をこの期間に片付けようと思い、死ぬ物狂いでパソコンを叩いていた。インスタを見れば、選手の皆さんが各々オフを楽しまれている姿を拝見出来て、ちょっとほっこり。
そんな時、突然藍くんから、「Aさん！もし何もなかったら11時半くらいにカフェ行きません？！」とラインが来て。
オフ週間に入ってから必要最低限以外、ずっと家に篭りっぱなしだった、ので。いい気分転換かなと思い、藍くんに返事を返して、身支度をした。
『...藍くんってやっぱり、目立つよねぇ』
「え？かっこいいから？ありがとうでーす」
『あー、うん。そうそう』
「うわ、適当」
都内のあるカフェにて待ち合わせをしており、先に到着していた私は藍くんを待っていたのだけど。「Aさーん！」と声がして振り向くと、白のTシャツに黒のチノパン、お洒落なスニーカーに、これまたおしゃれな伊達メガネ？あの丸いやつ、を掛けた藍くんが居て。
この子はモデルかな？なんて。
「Aさんの私服、めちゃくちゃ可愛いんですけど」
素直にそう伝えてくれる藍くんに、少し照れてしまった、けど。
適当にあしらって、直ぐにカフェに入った。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
