Chapter：３１ ページ32
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VNL、日本は激戦の末、大会初めてとなる、3位という輝かしい成績を残して、無事に幕を閉じた。
日本が、更にまた、歴史を刻んだ瞬間だった。
日本が、更にまた、世界で通用するある意味"魔物"のような存在であることを、思い知らされた瞬間だった。
3位決定戦、イタリアとの激戦のフルセット目。
最後の1点を日本が決めた瞬間、私はつい、大号泣してしまって。(恥ずかしい)
みんながそれぞれ抱きしめ合って喜びを露わにしている時、私はベンチの前でただただ、号泣した。本当にここまであっという間だったし、私がここに居て本当に良いのか未だ不安になる的もあるけど、このチームが世界で歴史を作った瞬間を見届けた時、感謝や歓喜の思いよりも何より、"安堵"の思いが、強かった。
私のせいで選手達の可能性を潰したらどうしよう、迷惑を掛けたらどうしよう、いつだってプレッシャーとの戦いでもあった。
だから、目の前で喜びを露わにする選手の皆さんを見て、少しでも役に立てたのかと思うと、泣かずにはいられなかった。
多分それをしっかり分かっていたであろう、まさが。
私のところに1番に駆けつけてくれて。
「お前泣きすぎ！...でも、お前が1番しんどかったよな。良く頑張ったな。ありがとう、A。お前は自慢の妹すぎです」
そう言って、私の頭をクシャクシャと撫でた。
自慢の兄なのはこっちのセリフすぎて、言葉にならずまた号泣した。
そしたらその後、次々に選手の皆さんが私のところに駆けつけてくれて、まさと同じように、私の頭をクシャクシャと撫で回した。さっ、さすがに！みんなやり過ぎだ！！！
そう思っていると、藍くんが「Aさんが居たからの3位だもーん！！」って、とびきりの藍くんスマイル炸裂しながら私の身体を揺さぶった。
とっても嬉しそうな表情に、何だか力が抜けた感覚がして。
「藍、やりすぎ。関田さん酔っちゃうって」
「えー、それぐらい嬉しいんすよ！！」
横からヌッと藍くんの手を止める、祐希さん。
藍くんはそのまま大塚くんに後ろからダイブされて、かなり名残惜しそうだったけど、そのまま大塚くんや富田くん達と後ろでワイワイされていた。
祐希さんは、やれやれ、と言う感じで後輩達を温かい目で見ていて。
何だか本当に優しい表情だなぁ、なんて、つい、祐希さんを暫く見つめてしまって。
そして突然、優しい瞳が私を捉えて。
息の仕方を、一瞬、忘れてしまった。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
