Chapter：２２ ページ23
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扉をあけると、そこに居たのは、まさ、だった。
「....今、ちょっといいか？」
『あ、うん。どうぞ、』
まさはコンビニ帰りなのか、ビニール袋を持っていて、その中からパックのカフェラテを出して渡してくる。...ちゃっかり、私の好きなやつじゃん。
お礼を言うと、「ん、」と言って、2脚ある椅子の内、空いてる方に座るまさ。
「...もしかして、仕事中だった？」
『あー、うん。でももう少しで終わるし全然大丈夫』
「うわー、意味わからん文字ばっか....お前、ほんと凄いよな。兄妹なのに頭の作りが違うって何」
『いや、まさも姉ちゃんも頭いいんじゃん』
まさも、1番上の姉ちゃんも、頭いい癖に何言うとんねん！って、心の中でツッコむ。
...さて、ここにまさが来たってことは。...そうだよね、うん。
『...まさ、先ずは本当にありがとう。またこの場に立てて、本当に嬉しい、です』
「...お礼を言うのはこっち。急に声掛けたのにも関わらず、チームを救ってくれてありがとう。本当に、感謝してる。監督もコーチ達も、選手達も、Aの通訳が本当に凄いって、やりやすくて助かってるって、言ってる。...俺も、それを聞いて嬉しかったよ。妹が褒められてるの、兄としてはほんとに嬉しいしな」
そんな事言われたら、照れる、なぁ。
『...私も、まさのおかげで皆さんが良くして下さって、感謝しかないよ。....あのね、まさ。ずっと、ごめんね。あの時、まさにちゃんと伝えられなくて、ごめん』
まさの瞳が、揺らいだ。
『私がバレーを辞めたのは、まさの、せい。いや、私が勝手に、まさのせいに、した。私は、本当にまさのようなセッターになりたかった。正確なトス、チームを救う絶対的なトス、寧ろ、まさになりたかった。そしたら、チームをもっと救えるのに、って』
あの時の私は、ただ、幼い、だけだったと思う。
『まさになれない、まさのようなトスをあげれない、なら、バレーやってる意味も無い。まさには一生勝てないと分かってたから、そう思ったら、もう、そこが限界だった。...私は、そんな理由で、バレーを辞めた。まさのせいじゃないのに、自分の弱さが問題だったのに。なのに、まさのせいにして、辞めた。.....ごめんね、本当にごめん』
私の前には"関田誠大"という絶対的なセッターが居た。
そんな、絶対的なセッターが居たからこそ。
もしかしたら私は、潔くバレーを、辞めれたのかもしれない。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
