Chapter：１０ ページ11
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地元愛知にあるトレセンに到着してから数時間が経過した。午前中は今回の合宿で主に行う練習メニューやスケジュールなどの確認を行い、合宿自体は午後から本格的に開始となる。
キャプテンとして合宿も勿論チームを引っ張る。
...たまにイジられてるのは分かっているけど。でもそんな俺にみんなはしっかり着いてきてくれて、それはそれで、嬉しいし感謝である。
因みに、アリーナの2階は、この合宿中は常に誰でも出入り可能になっている。
今回は完全非公開だから、メディアもファンも居ないけど。
でも、"彼女"のために。
いつでも、"彼女"が来てくれるように。
本当に来てくれるか分からないのに。
それでも、関さんをはじめ、俺達もどこかそわそわして、その時を待っていた。
午後の練習開始まで後30分。
みんなは各々自由に過ごしており、体育館の隅でくつろいでいる人、柔軟に入っている人、既にボールを触っている人、とほんと自由に。
俺も柔軟しようかな、と思っていると。
隣に居た関さんが、携帯を見ながら目を見開いて、直ぐに近くに居たコーチ陣に声を掛けて、アリーナから出て行った。
それを見ていた他の選手も、少し、ザワザワしだして。
...本当は、着いていきたいのは、山々だ。
でも、やっぱりここは。
兄としての、関さんの仕事、なのか。
頑張れ、関さん。
そう思いながら、ザワザワとしたチームに、落ち着くように声を掛けた。
ーーー
ーー
本当に、連絡が来るなんて、思いもしなかった。
もう直ぐ練習が開始する30分前、携帯を見れば、Aから"着いたけど、どこ行けばいい？"と、ラインが入っていた。
びっくりして、何度もその文面を見た。
...やっぱり、あいつは強いなぁ、と。
俺なんかより、本当に。何十倍も、強いやつ、だ。
たまらず、直ぐにコーチ陣に声を掛けて、Aを迎えに行く。他のみんながザワザワしてるのを感じたけど、多分、祐希が、しっかりまとめてくれるだろう。
祐希にも、本当にいつも迷惑を掛けてばかり、だ。
トレセンの玄関に走って向かう。
久々に、会う。
だからか、だいぶ、緊張している自分が居た。
玄関にあるベンチに、白のロングTシャツにスキニーとシンプルな服装のAが座っていて。物音に気付いたのか、パッと、顔を上げて。
変わらない、大きな瞳が、俺を捉えていた。
『....久しぶり』
そう笑う、妹。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
