沢山の人との出会い。 ページ7
.
「今日から男子バレーのマネージャー兼アドバイザーとして来てもらった、佐々木Aさんだ」
『...佐々木Aです。19歳です。...えっと、頑張って皆さんのサポートさせて頂きます。よろしくお願いします』
自己紹介を済ませれば、整列した選手の皆さんはよろしくお願いしまーすと返事が返ってくる。
このメンバーの中には、やはりバレー界では有名な実力のある選手ばかりで。私なんかが此処に居て良いのかと改めて思ってしまう。
挨拶を済ませると、再び休憩に入った。
とりあえずその場に立っていると、何人かの選手の皆さんが近寄ってくる。
「俺は清水邦広、一応キャプテンしてるんだ。まぁ、歳も歳だしAちゃんって呼ばせてもらうけど、大丈夫?(笑)」
『え、あ、はい!全然大丈夫です!...それに、清水さんの事は良く知ってます。ずっと、全日本を支えてきたエースさんなので、』
「あ、マジか(笑)それは嬉しいね。まぁ、俺もAちゃんの事は知っているよ。てか、此処に居るみんな、君の名前ぐらいは絶対聞いた事あるはずだからね」
清水さんはそう言って笑う。
...ならきっと、粗方此処に居る皆さんは私が怪我でバレーを辞めたって事は知っているんだ。
そう考えていると、清水さんの背後からヒョコッと誰かが出てくる。
「あらー?清水さんもしかして虐めてるんですかー?」
「な訳ないだろ深津!挨拶してたんだよ」
「ですよねー。あ、俺は深津英臣です、よろしくな、Aちゃん!」
『はい!よろしくお願いします』
それから、傍に居た皆さんが自己紹介をしてくれた。
「柳田将洋です。よろしくね」
「鈴木だ。スーさんと呼んでくれ!」
「高橋健太郎です!よろしく!」
そして、その中に。
私が高校の頃に、少し話した事がある選手が居た。
『....や、山内さん!』
「久しぶりだね、Aちゃん」
山内晶大さん。
彼は、高校生からバレーを始め、たった5年目にして全日本代表入りを果たした、正真正銘の天才である。
彼とは、私が高校一年の時に試合会場でたまたま山内さんに肩を打つけ、すみませんと誤った事が始まりで、時々試合会場で話す仲になっていた。
私がバレーを辞めてから関わりが無かったのだが、今日久しぶりに会えた事はとても嬉しかった。
「元気だった?」
『はい!元気でした』
懐かしいこの場所には、沢山の素敵な人達が居た。
.
320人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
だっちゃん。(プロフ) - いちごさん» いちごさん、ありがとうございます!!新作も更新始めましたので、良かったら読んで下さいね♪ (2015年10月3日 23時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 石川くんがかっこよすぎて鼻血出そうです笑とても面白い小説で読み返したりしてます!!更新頑張ってください!応援してます!! (2015年10月3日 22時) (レス) id: 0b19d9cc97 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - noenさん» noenさん、ありがとうございます!!頑張って更新していきます(*^_^*)! (2015年9月29日 9時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
noen(プロフ) - 面白くてニヤニヤしながら読んでます。私山内さん好きなんですけど、頭くしゃくしゃはヤバいですね。これからも頑張ってください! (2015年9月27日 11時) (レス) id: 8b4359b2e6 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎さん、ご指摘ありがとうございます!!直させて頂きました、これからもよろしくお願いします(*_*)!! (2015年9月23日 23時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だっちゃん。 | 作成日時:2015年9月23日 14時