全ての人に、感謝を。 ページ30
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それから私を含めた5人で、街に向かった。
広島は試合で何度か来た事もあったし、みんなよりは少し詳しかったので適当に道案内しながら歩く。街の中心街まで来ると、ファミレスから定食屋さん、居酒屋など沢山あった。
みんなで何処にしようかと悩んでいると、やはり長身の男の子ばかり。周りの歩行者は、なんだなんだと視線を送る。中にはファンだと言う人も居て、みんな握手をして去って行く人も居た。
さすが、今は注目の4人だ。
「とりあえず、個室があるとこの方がいいよな」
『そうですね、ならお酒は呑む呑まないあるとして、何でもある居酒屋入りますか？』
賛成ーと声が上がり、私が知っていた個室のお店に向かう。此処は居酒屋でもあるけれど、昼間はランチが食べれたりと割と有名な所だった。一回、来たことある。
そして5人でお店に入ろうとすると、後ろから誰かに話しかけられた。
「...あっ、あの、」
高校生ぐらいだろうか、割と身長は高く、髪の毛は短い。もしかすると、バレーをしているのかもしれない。
「....NEXT４の皆さんですよね？」
「あ、はい」
「....そっ、それと、....佐々木....佐々木Aさんですよね？！」
突然、私の名前を言われ、ビックリした。
何故、私の名前を？
「...私、実は佐々木さんに憧れて、バレー始めたんです」
『....わ、私に？』
「はい！私が中学生の時に、たまたま春高バレー見に行って。その時に輝いていたのが、佐々木さんで。私、いつも何に対しても長続きしなかったのに。佐々木さんのバレーしてる姿をみて、佐々木さんみたいになりたい！って思ったんです」
嬉しそうに、彼女はそう話してくれた。
「いつか、佐々木さんと試合したいなって、高校も強豪校に進学しました。自分でも信じられないぐらい成長出来て、直ぐにレギュラーになれました。...でも、佐々木さんは怪我でバレーを辞めたって聞いて。本当に、悲しかったです」
何だか、泣きそうになった。
でも、祐希がニコっと笑ってくれた。
『ありがとう、私何かに憧れてくれて。私ね、今全日本男子バレーのマネージャーしてるの。あの頃立てなかった舞台に、違う形でまた立てる。やっぱり、人生諦めたらダメだよね』
私は女の子に微笑みかけた。
『私もまた頑張るから。貴方も、諦めず全力で頑張るんだよ』
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だっちゃん。(プロフ) - いちごさん» いちごさん、ありがとうございます！！新作も更新始めましたので、良かったら読んで下さいね♪ (2015年10月3日 23時) (
レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 石川くんがかっこよすぎて鼻血出そうです笑とても面白い小説で読み返したりしてます！！更新頑張ってください！応援してます！！ (2015年10月3日 22時) (レス) id: 0b19d9cc97 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - noenさん» noenさん、ありがとうございます！！頑張って更新していきます(*^_^*)！ (2015年9月29日 9時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
noen(プロフ) - 面白くてニヤニヤしながら読んでます。私山内さん好きなんですけど、頭くしゃくしゃはヤバいですね。これからも頑張ってください！ (2015年9月27日 11時) (レス) id: 8b4359b2e6 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎さん、ご指摘ありがとうございます！！直させて頂きました、これからもよろしくお願いします(*_*)！！ (2015年9月23日 23時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2015年9月23日 14時
