彼達の存在が全てで。 ページ29
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月日はあっという間に流れ、明日からワールドカップが始まる。全日本女子バレーは既に終わっており、次は男子の番だ。初戦はエジプトで、初戦という事もあり長時間戦に縺れ込むかもしれない。
それでも、やはり一発目からの勝利は大きくて。選手一人一人、明日から始まる試合に、緊張や楽しみなど様々な思いが伺えた。
広島に移動してから軽く調整練習をし、最後のミーティングをする。
それが終わると、自由時間となった。
しかし、それと同時に南部監督に呼ばれる。
「佐々木」
『あ、はい..』
「明日から、いよいよワールドカップが始まる。それは君にとっても、大きな試練の様な物だ」
大きな、試練。
私が立てなかった場所。
「それでも、君にはベンチで最後まで選手を支えてやって欲しい。...ベンチに女性を入れるのは異例な事だし、それにきっとNEXT４の活躍で男子バレーは再び人気が出ると予測される。そして、君を知っている者も数多く居るだろう。何があって、動じない心を持ち、最後まで、彼等の背中を、見守ってほしい」
ファンからの、妬みや、恨み。
嫉妬。
それを踏まえて、南部監督はそう言って下さっているのだろう。でも、大丈夫。ちゃんと理解しているつもりだし、何があっても選手南部達をサポートしていく。
祐希を、身近で感じていたい。
『...はい。私、皆さんと一緒に、勝ちたいですから』
そう言うと、南部監督はニコっと笑って、バスへと向かった。
今からバスでホテルまで行き、そこから自由時間である。
バスでホテルに移動すると、それぞれ同じ部屋の人と一旦部屋に戻る。祐希は確か高橋さんだったはず。祐希と高橋さんは昔から仲がいいため、同じ部屋なのは良いことだろう。
私はさすがに1人部屋だ。
部屋に行くと綺麗な空間が広がっていて、ベッドもフカフカそう。
そう言えば、ご飯はどうなるのだろう。
そう考えていると、部屋のドアがコンコンっと鳴らされた。
急いで出ると、そこにはNEXT４の皆さんが。
「よっ！A、ご飯食べ行こ！」
「俺も居るけど、気まずかったら俺抜けるよ」
「ちょ、山内さん、それ俺に僻みみたい！(笑)」
「祐希、そこ笑うとこじゃないけど」
賑やかな4人。
本当に、色々あったのに、本当にこの4人は仲が良い。
『ははっ、ご飯行きましょ！！』
本当に、素敵な人達に出会ったと思う。
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だっちゃん。(プロフ) - いちごさん» いちごさん、ありがとうございます！！新作も更新始めましたので、良かったら読んで下さいね♪ (2015年10月3日 23時) (
レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 石川くんがかっこよすぎて鼻血出そうです笑とても面白い小説で読み返したりしてます！！更新頑張ってください！応援してます！！ (2015年10月3日 22時) (レス) id: 0b19d9cc97 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - noenさん» noenさん、ありがとうございます！！頑張って更新していきます(*^_^*)！ (2015年9月29日 9時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
noen(プロフ) - 面白くてニヤニヤしながら読んでます。私山内さん好きなんですけど、頭くしゃくしゃはヤバいですね。これからも頑張ってください！ (2015年9月27日 11時) (レス) id: 8b4359b2e6 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎さん、ご指摘ありがとうございます！！直させて頂きました、これからもよろしくお願いします(*_*)！！ (2015年9月23日 23時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2015年9月23日 14時
