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これが彼との出会い。 ページ3

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「ウチのチームに、来ないか?」



迷い無く南部監督はそう言って、私は唖然とするしか無かった。

ウチのチームに来る?どういう事だ?



『....それって、どういう』

「あぁ、勿論ウチは男子チームだからね。選手としてではない。...君には、アドバイザーとして、マネージャーとして、ウチのチームに来て欲しいんだ」



アドバイザーとして。

マネージャーとして。

私が、男子バレーの?

それも、全日本選手の?



『いや、いくら南部監督の言う事でも、それはちょっと無理です...、私、もう』

「バレーを見たくない、だろ?」



南部監督は私から視線を外さ無かった。



「君はそうやって、この1年と少し逃げて来ただろう。もう二度と跳べないと決め付けて、可能性があるのに挫折して、バレーから逃げた」

『....っ』



南部監督の言う通りだった。

リハビリを断念したのは、挫折したからだ。もしかしたら、もっと努力すればまたバレーが出来るかもしれない。

でも、怖かった。

その先が。

怖くて、挫折した。



「もう一度、自分自身を信じてみたらどうだい?君には、無限の可能性がある。選手としてコートに立てなくても、君には今の男子チームを支える力はある。無理に、とは言わない。だが、そのバレーに対しての熱い心と、知識と技術を、少しでも彼等に教えてやってくれないか?」



南部監督は、真っ直ぐそう言った。

選手としてコートに立てなくても、私の存在が彼等の支えになる。

無限の可能性が、ある。



私は、一度逃げたあの場所に、帰る事なんて許されるのだろうか?



『...私は』



「監督?此処に居たんですか、探してました....って、その人....は、」



突然、南部監督の後ろから長身の男性が出て来た。



あぁ、彼は。

史上最強の逸材と呼ばれた、正に天才児。



「石川か、すまないな。ちょっと用があってな。........あぁ、佐々木。彼は、今の男子バレーのスーパーエース、石川祐希だ」

「どもっす」





あどけなく笑う彼の名は、石川祐希君と言う。

これが彼との初めての出会いだった。





今でも思う。



貴方はいつも、笑っていたね。




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私を知っていた彼は。→←もう二度と跳べない。



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だっちゃん。(プロフ) - いちごさん» いちごさん、ありがとうございます!!新作も更新始めましたので、良かったら読んで下さいね♪ (2015年10月3日 23時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 石川くんがかっこよすぎて鼻血出そうです笑とても面白い小説で読み返したりしてます!!更新頑張ってください!応援してます!! (2015年10月3日 22時) (レス) id: 0b19d9cc97 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - noenさん» noenさん、ありがとうございます!!頑張って更新していきます(*^_^*)! (2015年9月29日 9時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)
noen(プロフ) - 面白くてニヤニヤしながら読んでます。私山内さん好きなんですけど、頭くしゃくしゃはヤバいですね。これからも頑張ってください! (2015年9月27日 11時) (レス) id: 8b4359b2e6 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎さん、ご指摘ありがとうございます!!直させて頂きました、これからもよろしくお願いします(*_*)!! (2015年9月23日 23時) (レス) id: 3d4c419dfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だっちゃん。 | 作成日時:2015年9月23日 14時

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