十二. ページ12
はぁ……
私がなぜため息をついてるか？
この状況を見れば一目瞭然だ……
私と向かい合うようにして日輪刀を構えているのが
風柱、炎柱、音柱、蛇柱の四人
私は木刀を持って構えている
そうだね
武器も人数もどう見てもおかしいよ……
.
数分前……
実弥「お館様、こんな奴が柱とは、俺たちより強いとは思えません!!」
伊黒「理解できない、まずこんな奴が柱を名乗れることが理解できない」
杏寿郎「不死川、伊黒の言う通りです！お館様の言葉でも理解しがたい!!」
宇髄「こいつが強いという証明が派手に必要だ」
無一郎「よく分からないけど……、みんながそう言うなら理解できないかな……」
.
このように散々に言われ
久しぶりに大勢の人と関わったのに
心をズタボロにされたわけだ
せめてもの救いは
あの可愛くて美しい女の子たちが
心配そうな目で私を見てくれたこと!!
(↑天希は女の子が好きです)
あの子たちを見ることが幸せだ……
(↑天希は女の子が大好きです)
あっ、恋愛対象は男だからね
たぶんだけど……
そんなこんなで
あの悪人面と熱血と派手男と蛇に
実力だめしという名の戦いを挑まれたわけで……
それくらいならいいかと思ったら
お館様が私だけ木刀で
相手は日輪刀で戦おうとか言ってきたし……
さすがにお館様のお言葉でも否定しようと思ったよ
そしたら
“これに買ったらいちご大福たくさん買っていいよ”
って言うんだよ!!!!!!
そんなの戦うしかないじゃん!!
(↑天希はいちご大福が大好物です)
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作者名：夏愛 | 作成日時：2021年2月1日 7時
