オタクが転生して天女に大変身！ (ページ10)

今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:4,705 hit

食う！入る！寝る！ページ10

相変わらずきしょいな。五年生まで妖術にかかってしまったよ、馬鹿だな。哀れな奴らだぜ。私と同い年だけどな。
でもなんか引っかかるよやっぱ。

《水無月〇日あれぇ鉢屋三郎くぅんはかかってなさそう……なんでよ！！わたちが気持ち悪いって言いたいのその目！！許さないわ！絶対にわたちに惚れなかったことを後悔させてやる！》

三郎は惚れなかった……やっぱそうなのか？？いや違うよな。まぁいい読み進めたいけど、風呂入りたいけど入れなくねえ？

『風呂忘れてた……水さえあればどうにかなる。あとは汗ふきシートで体拭けば大丈夫大丈夫☆』

私って本当に衛生面クソだよな。みんなが寝静まった頃に洗おうか。それまで読むとするか！
待って、一つ気づいた。これ天女死ぬんじゃね？？
どこかで中途半端で終わりそうwwwうっわ！それはそれで気持ち悪いわ。

《水無月〇〇日四年生の綾部喜八郎くぅんはなんでこっち向いてくれないのかしら♡ツンデレなのねきっと♡四年生は結構手こずったけどぉお、みんな私のトリコ♡》

喜八郎は引っかかってない。
全然関係性が見えないよぉおおおおお！！！！！！
読み進めよう。そしたらわかるさきっと。

《文月〇日綾部喜八郎くぅんは何故ある子の墓参りなんてするのぉ♡生きてる人を大切にしてよぉ……私じゃダメなのぉ？三郎くぅんと同じなのねぇ♡後悔するのになぁ……復讐してやるよ……》

また出てきたある子。復讐って怖いわwww
何やるんだろ……いちばん酷いやつだと殴り合い……。
夢小説だから有り得るよきっとね。

《文月〇〇日無様ねぇwほんとに可哀想だわァ♡チビな餓鬼は嫌いなのよ！うるさいし気持ち悪いわ……だから六年生と五年生に自分のところの下級生を殴ってこいって言ったのお♡三郎くぅんと喜八郎くぅんは必死にもがき足掻いていたわァ…♡》

『は？なんだよこいつ。下級生殴らせたのかよ。でも忍者の癖に気づかねぇ方も悪いちゃ悪い。夢小説の道理なのかなんだか知らねぇがさすがにキレるわ。』

三郎と喜八郎は守ろうとしたんだねきっと。
なんでこの二人だけかからなかったんだろう……三郎の理由はわかったかもしれないけどね。

『ふわぁ〜眠たくなってきたから、今日はここまでにしようと……布団敷いてと思ったけどこれまで香水くせぇよ。洗わなきゃ……とりあえず明日だな。今日は床でねるかぁ』

私は布団を敷かないでそのまま寝た。