オタクが転生して天女に大変身！ (ページ15)

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保健委員会とは？？ページ15

『そこをなんとか！私の足が死にます！！！』

善法寺「仕方ないなぁ……保健委員会が怪我してる人を見捨てる訳には行かないし。こっちにおいで。」

伊作は凄く嫌な顔をしながら巻いてくれた。
伊作は嫌でもちゃんと巻いてくれる奴なのは知っている。
だが何かがおかしい……全然緩いし、なんか汚いというか……。素人でもわかるこれはなんか違うぞ？

『い、伊作先輩？なぜこのような巻き方を？？』

善法寺「なぜって言われてもいつも通りに丁寧に巻いたよ？何も知らないくせに言わないでよね。」

わかった。あれが無いから上手く巻けてない説ある！
でも伊作って普通に包帯巻くよね？？あれ？やっぱこれは天女のせい？？

『じゃあ私、巻き直します。包帯は〜しっかり巻いても〜きつすぎず〜！すばやく〜きれいに〜ゆるまぬよーに！』

この歌は魔法の歌だよね笑あっという間に包帯が綺麗に巻けちゃう〜！ちらっと私は伊作の方を見た。そしたら驚いた顔をしてこちらに迫ってきた。

善法寺「なんでその歌を知ってるの？ねぇ、君はAじゃないの？？いや、僕がおかしいのか？」

暗い顔をしながら伊作は悩んでいた。
ダメだ、そんな顔したら…もったいない。せっかく綺麗な顔をしてるのに。

『伊作先輩……そんな暗い顔をしては行けません。ダメです。せっかく綺麗な顔をして笑顔が素敵なのですから。』

善法寺「……そっか……そっか……。君は本当に言う事も見た目も全部似てるね…ごめんね、ごめんね……僕が守れれば…。」

伊作は泣いた。いや泣き崩れたの方が正しい。
なんで、泣いてるの。私は分からないよ……ある子じゃないもん……。でもなんでだろう、伊作はここで一人なんだ？
医務室ってもっと下級生がいて新野先生がいてってイメージ何だが……

『伊作先輩……。なぜ下級生がいないのですか？委員会はみんなでやるものでしょ？』

伊作はキリッとした目でこちらを見てきた。

善法寺「……そのことは誰にも話せない。いや、話しては行けない。そう委員長と代理は決めたんだ。」

大分情報くれたけどな？？話せないことがあるなら、話させるしかねぇな。ってか！事務仕事忘れてた！！！聞きたいけど…行かなくては！！

『何があったか知りませんが、どの道隠し通せない日は来ますよ。じゃあ失礼しました。』

私が出る時に、伊作の顔は唖然としていた。
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ推しだったけど…推しなんだけど…
泣き顔尊くね？？
そう思いながら私は走った。