1話 ページ3
体育館で新学期の式が始まる。
校長先生の話に会長の話と順序よく進み、それからクラスへ帰ってきた。
先生「お前らー。席替えをするからくじをひけー。篠原、黒板に席を描いてくれ。」
クラスがくじを引いていく。
その間、名前を呼ばれた女子が席を立つ。
「はい。」
このクラスで結構真面目で物静かな委員長だ。
康太「(そう言えば、このクラスになって1度も話したことないなぁ。)」
康太はじっと篠原を見る。
腰まで伸びる黒い髪に落ち着いた雰囲気を漂わせる。
カツカツと白いチョークで黒板に席を書いた。
「目が見えにくい人は先に書いてください。逆に目がいい人は後ろでお願いします。」
眼鏡で素顔が見れないなぁ。
先生「ほら、席替えするぞー!」
番号が書かれている席に机を移動していく。
ガタガタッ…
康太「ふぅ。ここだ。(後ろで良かったー。えっと隣は…え!まさか、話してみたいって言ったから?!)」
隣に座るのは篠原委員長。
前と同じ席みたいだ。
康太「あの、えっと…篠原さん。これから1ヶ月同じ隣席同士よろひくね。」
にっこり笑うと篠原さんは小さく頷いた。
あ、良かった。
聞こえているみたいだ。
先生「それじゃ、宿題を提出しろー。」
そういい、朝の授業が始まったのだった。
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作者名:想像者ゆんゆ@ | 作成日時:2018年2月3日 20時