私のはじめては全部、キミ。

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黒い布で囲まれた道を進んで、
部屋に入れられた私たち




1つ目の部屋も、今いる部屋も、
どちらも三角形







この部屋には三角の角に、
棒のようなものと、オブジェみたいなものが置いてあった









ヒロシ「ここは、？」


「さぁ…」








どこなんでしょうね、
なんて会話をしている私たちに構わず


スーツの人はそのオブジェの様な
ものの中からサイコロを手に取る







・「ゲームに入る前に、
サイコロを振ってもらいます」









言われるがままに、3人ともサイコロをふる







1、5、





私は

「2 、」







・「偶数、２を出した者はこの中へ」







私が行けばいいのかな、


素直に棒の前に立つと、
肩を掴まれて外向きに立たされた






な、なにこれ、！









・「おい！なにしてんだ！！」






(多分)私を守るために
来てくれた標の後ろについてくる人は、




私に手錠をはめようとしてくる
スーツの男の人へ反抗を試みるけれど




もちろんやられて、おわり。







私もどうにか逃げられないか、と


手を上下に動かすと、両手が使えないだけでなく
可動範囲が限られていることがわかった








・「では、我々はここで」


・「追って、ゲームの説明がはじまる。
ここで待ってろ」







男の人たちがふたりとも部屋から出たら、
ドアが閉まる




そしてガチャっと、鍵がかかる音がした







今から何が起こるの？









ヒロシ「すいません……」




突如、メガネの方が私へ話しかけてきた




「はい、？」



ヒロシ「なんで俺を？」








あ、あぁ、！
連れてきた理由言い忘れた、！




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