私のはじめては全部、キミ。

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「標、なんで、？」





なんでここにいるの？

なんでまた助けてくれるの？









聞きたいこと、いっぱいあるのに




標「走れ」


「は、」






嘘でしょ！！



いつの間にか縄がほどかれていて、
標は、私の手を引っ張って全速力で走る







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「はぁ、はぁっ、」




標「大丈夫か？」




「もう、むり……」





走るの早すぎでしょ、

男女の差もあるし標は足長いから…






標「…なに連れてかれてるの？」








呆れる標、


そうだよね、
私、簡単に連れてかれちゃってるもんね







「だ、だって、」





でも私だって、お菓子につられて連れてかれたとか、そういうわけじゃなくて、襲われかけたから、、、






「……せっかく標がくれたリング、渡したくなかったんだもん」








さっきに比べて
温かさ取り戻した手でリングを握った








標「あいつらは、リングが目当てじゃない。
Aが目当てなんだよ」




標「もしリング目当てだったら、力ずくでリング取れば話は終わるでしょ」






「たしかに、」







いわれてみれば、、、。
私が気絶してる時に奪えたもんね、





……なんか私、バカみたいだ。




自分が弱く感じて思わず下を向いてしまう








標「もう、1人になるな」






顔をあげれば、優しい顔をしている標

そんな顔、標もするんだ、





「、うん」



私は、小さく頷いた




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