私のはじめては全部、キミ。

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「とりあえず！このリングは受け取れない。
だから、標が持ってて？」








彼からリングを取って、首にかける









「あと、標ならきっと王になれるよ」







だって、私に生きる希望、？を
与えてくれたんだから。


それほど、標はすごいんだから。






ね？








標「、ありがと」




「うん、」







気のせいかもしれないけど、
どんどん口数が増えていく標。






なんか、私に
心を開いてくれているような気がして




ちょっとだけ、嬉しい、









・






・









・「自分が何言ってるのか、
分かってんのかおっさん」




さくら「お願いします！」









ふたりだけのテントの中、お山座り。





周りが暗くなってきた頃、
外から、聞き覚えのある声がした









・「なんだそれ」





・「そもそも行くわけないだろ。
マイルドでひとつなんて、」






さくら「そこをなんとか！」









テントが同じだった、ちょっと変わったおじさんは


「っ、」


私と目が合ったと思ったら、




キラキラした目をしながら、赤ちゃんみたいにハイハイをして、こちらへ向かってくる









そして、メロンパンをテント前に出した









さくら「っ、分かっております、もうひとつ付けましょう。お願いします！」








そして、ポケットの中から、またメロンパンを。








標「おなかいっぱいなんだ」







そ、即答……









さくら「そんな！」






・「わかったら、帰れ！」



・「二度とくるな！」









標につく人たちに引っ張られて
どこかへ連れてかれているおじさん






少しずつ小さくなっていくガヤガヤする声







ひと騒ぎ済んだと思ったら、
テントの前にゼロさんが現れた









標「ちょっとまってて」


「うん、」





標は立ち上がりテントから出てて、
ゼロさんへ話しかける







標「本当に組むの？あのコバンザメと」




ゼロ「事情があってね。」




標「え？」




ゼロ「いやでも、やる以上は
1000億とるために全力を尽くすよ」








標「僕は革命を起こすよ」



ゼロ「革命？」



標「シルベなき時代に、標を。」







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