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宏太side
白っぽい色で統一された、部屋。
やけに白くて、これからのことが夢ではないこと
を教えてくれる、タキシード。
それに伴って、隠してる緊張が増してくいく。
ちょっと離れたところでは、伊野尾が
なにが可笑しいのかクスクス笑ってる。
宏「おい、伊野尾。そんなに俺の、この
タキシード姿が可笑しいかよ。あ?」
慧「違うよ笑、なんか、似合わなくてさ笑」
なんていう伊野尾の頭を、軽く叩く。
慧「なぁんてね。嘘だよ、すっごい似合ってる」
宏「ほんとかよ…、今更って感じで嘘っぽい」
慧「なっ!俺の、精一杯の褒め言葉を!」
って、大袈裟な伊野尾に、こっちが可笑しくて
次は俺がクスクスと笑う。
慧「あぁー!薮ぅ、笑うなぁ!」
宏「はははっ、すまんすまん笑」
なんて、会話をしてると
___ガチャッ
と扉が開いた。
その先に立っていたのは
「王子様、失礼します。」
宏「あ、涼介。………と、知念?!」
そこには、いつも通りのピシッとした執事服の
涼介と、黒のスーツを着た知念が居た。
侑「やっほー、宏太」ニコッ
涼「もう、侑李?王子様にその言葉遣いダメだよ?」
宏「いや、いいんだよ。涼介」
なんて、交わす言葉。
そしたら、隠してた緊張と解けていくんだ。
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作者名:希望(ひかり) | 作成日時:2021年4月20日 5時