検索窓
今日:11 hit、昨日:9 hit、合計:14,638 hit

ページ20

宏太side


無意識に走り出して、お互いに近付いて

忘れていた呪いの存在を


___バチバチバチバチバチバチッ


なんて音で、嫌という程思い出す。


「「 いっっったぁぁあ!!」」

「ちょ、ふたりとも?!」


また知らぬ間に威力が増した電力互いの間に

また望まない距離が空く。

なんだか、この距離が今の俺と光の間にある

距離(みぞ)に思えて胸が苦しい。



慧「ほんと気を付けてよね!

自分たちの状況下をわかった上で動いて!」


伊野尾の言ってることは正しい。

でも、それが俺らを無理矢理に引き裂くための

冷徹な言葉にしか聞こえない。


光「ねぇ、、薮」

宏「ん?どうした、光」



なるべく、優しい声色で。

誤解を与えたりすることが、ないように。



光「俺のこと……忘れないで?」

宏「…え、、、、っ??」



すぐにその言葉の真意はわかった。

でも、頭がパニックになって言葉も出ない。


慧「ひ、かる?なに、言ってんの」


俺の代わりかのように、答えてくれた伊野尾。


光「解き方……俺、知ってるんだ……」


なんて言った光は、悲しそうに笑う。

そして、悲しそうに俺をその瞳にそっと映す。


慧「なっ?!し、知ってるって……」


どういうことだよ!、って伊野尾の怒鳴るような

声が聞こえてくる。


俺は、パニックのせいなのか否か。

なんだか他人事のように聞いていた。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:やぶひか , Hey!Say!JUMP , ファンタジー系   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:希望(ひかり) | 作成日時:2021年4月20日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。