アネモネ【平野紫耀】 (ページ10)

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『俺もまた会いたいって思ってた、』

そう言い微笑んだ。

ほんとに紫耀くんはずるい。ますます好きになってしまう。

『じゃあ、Aちゃん。連絡先交換しよ？』

紫耀くんから出た言葉は思ってもいなかった言葉

「え、いいの？」

『Aちゃんは特別ね。』

それからの記憶はあまりなくて、
気がついたら紫耀くんは帰っていて私のスマホには紫耀くんの連絡先。

また会えるかもしれない、
その事が嬉しくて嬉しくて。

これが恋なんだなってやっと私は気づいた。

でも、こんな平凡な私と紫耀くんがつり合うわけないよね。遊ばれてたりするのかな、

少し不安になるけど、さっき会った紫耀くんはほんとに優しくて素敵な人だった。

私は紫耀くんという人に惚れたんだ。芸能人だから、なんて関係ない。

彼が呼んでくれる
『Aちゃん、』という声が耳に残って離れない。

あのハスキーボイス大好きだなってなんて考えているといつの間にか時計は23時を過ぎていて

急いでお風呂に入り私はすぐ眠りについた。