死んでたまるか同盟

fighting ページ26

「Aさんはみんなに好かれているなぁ！うん、感心感心！」

「三毛ちゃん先輩！」

斑ちんは夜になっても疲れた様子もなく、いつもの豪気な笑顔を見せた。

「良い子はもう寝る時間だぞお。明日に備えて早く寝た方がいい」

「そうだな。朝は早く起きて家庭科室に行かなきゃだし。ふぁ・・・おれも、夜には弱いかりゃな・・・」

夜更かしには慣れておらず、時々欠伸が溢れる。
夜中に大声出されると耳に響く・・・

「ふふ、に〜ちゃん眠そうです・・・♪一足先にお休みさせていただきますね」

「ああ！寝る子は育つぞお！」

創ちんが電気を消しに行き、俺たちは布団に入った。

一瞬で視界が暗転し、おやすみが飛び交った。

うとうとと船を漕いでいると、もう寝たらしい光ちんのいびきが聞こえてきた。
こんな奇怪な状況じゃ、一週間して慣れたからって疲れは溜まっていくんだろう。
こいつらは強い子だから、そういう弱音は吐かないけど。おれはに〜ちゃんだからな、おれが子供達を守ってみせる。

意識が落ちる寸前に、おれは人知れず覚悟を決めていた。

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