生徒会との恋愛事情

じゅーきゅー。 ページ36

〜シェアハウス到着〜

桃「走らせてごめんね！着いたよ！」

意外と着くの早かったなぁ…って。
…ここ！？

目の前に映るのは、
まるでお屋敷のような大きな建物。

シェアハウスってのは聞いてたけど…。
お、大きすぎないかな？

驚いてる私をよそに、
ないくんは中に入るよう促す。

桃「どうした？早く入ろ？」

『う、うん』

あはは…。ないくん、
昔は私の家と同じくらいの
家に住んでたはずなんだけど…。

歌い手活動もしてるって言ってたし、
この数年間で変わったんだな〜。

でも、優しいところとか
かっこいいところは今も健在だ。

ないくんに急かされ、
シェアハウスにお邪魔する。

玄関なのに広すぎる…！

座って靴を脱いでいると、
後ろからいむくんが飛びついてきた。

水「A〜！会いたかったー！」

『わっ！いむくん！私も！』

いむくんのあとにしょうくん、
りうらくんも続いてやってきた。

紫「もう大丈夫なん？」

赤「今日なにかあったら言ってね？」

『うんっ…ありがとう！』

桃「じゃ、リビング行こっか」

そう言われて、リビングに
案内してもらった。

や、やっぱり広いな…。
リビングとは思えない広さ！

みんなはこの広さをなんとも
思ってないらしく、
ゆったりと過ごしている。

するとそこに、悠佑先輩が現れた。

黄「お？A来たか！
大丈夫やった？」

『はい！もう平気です！
お見舞いありがとうございました！』

黄「気にせんでええで〜。
多分このあとまろも来ると思う」

まろ…。いふ先輩か。
女子苦手だって言ってたし配慮しなきゃ。

水「Aー！ゲームしよー！」

紫「こっち来て〜！」

赤「りうらがゲーム教える！」

げ、ゲーム？
あれ、私勉強教えに来たはずなんだけど…。

桃「お前らー！今日は勉強会だって！」

紫「えー、ゲームしてたいー」

黄「しょう、お前が一番勉強せな
あかんやろ！」

水「じゃあ僕とりうちゃんとAは
ゲームしてるね！」

桃「アホ！お前らもするんだよ！」

赤「えー、でもりうらは頭いいし。
勉強なんて要らないも〜ん。
Aとゲームする！」

あはは…。めちゃくちゃ賑やか…。

ないくんが言ってたけど
歌い手の活動でもこんな感じらしい。

ファンの人たちには
いれいす動物園、と言われてるとか。

『あは…べ、勉強しよう？』

苦笑いをしてそう提案する。

水「うん！する！」

紫「おれもおれも！」

赤「りうらもしたい！」

黄×桃「おまえら…態度変わりすぎだろ…」

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