生徒会との恋愛事情

じゅーろく。　ないこ編 ページ33

俺は今、
Aの家の前にいる。

ことの発端は１時間ほど前…。

〜１時間前〜

黄「しょう〜？はよ起きーよ」

桃「そうだぞー。ほらりうらも」

青「ほとけ！はよ起きろ！」

朝が弱い子供組を、いつも通り
俺たちが起こしていた。

こいつら…マジで起きねぇな。

紫「悠くん…もうちょっと…」

黄「アホか！今日収録あるんやぞ」

水「そうじゃん収録！」

青「おわっ!?急に起きんなあほとけ！」

水「へ!?起こしたのそっちでしょ！」

赤「青組うるさいよ〜」

朝から騒がしいなほんとに…。

だけど、皆いつもとは少し違う。
きっとAのことが心配なんだろう。
無理に明るく振る舞ってるのがわかる。

紫「そういえばさ、明日勉強会やけど
ライブの準備あるやん」

赤「……あ」

水「あ、そうじゃん！どうしよ、
Aに勉強会明日って言っちゃった！」

ほとけっち、Aが関わると
なんかいつもに増して騒がしくなるよね。

まさか…Aのこと好きとか…？

別にAは俺のものじゃないし
ほとけっちが好きだとしても
構わないんだけど、恋のライバルが
グループのメンバーって、ちょっと…。

とりあえず、今は勉強会の話！

桃「落ち着いてほとけっちw
時間ずらせばいいでしょ？」

青「…ああ」

やっぱ女の子が関わるといふまろは
大人しくなるよね。
とはいえ、まろもAのことは
他の女子より気に入ってるっぽいし…。

りうらとしょうちゃんも同じクラスなら
Aのこと好きになってる可能性も…。

あにきもAのお見舞い行ったとき、
本気で心配してた。

確定してるわけじゃないけど…。
ライバル多くね…？

あー、もう！今は勉強会の話だって！

黄「明日の勉強会、いつ頃するか
伝えに行ったほうがいいんとちゃう？」

赤「りうら行く！」

水「僕も行く！」

紫「いや家知らんやろw」

青「俺も…家は知らん」

黄「じゃあ伝えれんやん…どうする？」

あの…。

桃「俺、家知ってる」

紫「…は？」

しょ、しょうちゃん？怖…。

水「な、なんで知ってるのー！」

赤「ほんとだよ！なんで!?」

黄「お前ら落ち着けって…
でも、なんでないこは知っとるん？」

青「…なんでや？」

お、おぉ、みんなして…。

桃「いやだって俺、幼なじみだし…」

紫「あ、そうやん」

水「そういうことか〜」

赤「びっくりしたじゃん」

黄「なるほどな」

青「…ふーん」

というわけで、家を知ってる俺が
このあとAんちを訪ねました。

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