生徒会との恋愛事情

に。 ページ3

えー、ほんとにクラスどこ…(汗)

どこかに先生っぽい人いないかな？と、
うろちょろ歩き回っていると、
誰かとぶつかった。

『あたっ…あっ、ごめんなさい！！』

桃『大丈夫大丈夫wありがとね』

誰だこのイケメン…。イケメンの許容範囲
超えてるよね。お顔が美しすぎる…

てゆーか、なんだか懐かしい感じ…。

桃「君、名前は…？」

『あっ、Aっていいます、
今日転校してきました』

桃「転校生…？あー、そういえば…
超絶かわいい子がくるってクラスメイトが
なんか言ってたような…(ﾎﾞｿｯ」

え？聞こえなかった…。
なんか可愛いとか聞こえたような？

まぁ私のことではないだろう。
そう確信して自己解決。

桃「あ、俺はないこだよ、この学校の
生徒会長、これからよろしくね」

『え…生徒会長さん…!?』

桃「うん！クラス案内するよ、
さっ、いこっか！」

そういって私の手を握ってきた。

こんなイケメンに手を握られるとは…。
やばい、ドキドキする…。

顔が熱い。きっと真っ赤だ。

桃「ここだよ〜」

その声とともに握られていた手が
すっと離される。

『ありがとうございました…！』

桃「ううん〜！またね〜！」

手を振ってくれた先輩に
私も手を振り返す。

その瞬間…

「「「キャーーーーーーー！！！！」」」

耳をつんざくような叫び声があがった。

なに、なに!?

辺りを見回しても怪しいものはない。

モブ女Ａ「内藤先輩が…女子に手を…！」

モブ女Ｂ「今までそんなファンサ絶対に
なかったのに〜…！」

モブ女Ｃ「でも女の子の方も可愛いから
何も言えないよぉ…」

手を振っただけでこの騒ぎ…。
きっとモテモテなんだろうなぁ…。

そんなことを考えていたら
胸がズキッと痛んだ。

何この痛み…？

すると、担任らしき人に後ろから
声をかけられた。

担任「君が大幸さんだね、よろしく」

『よ、よろしくお願いします！』

担任「呼んだら入ってきてくれ」

そういって教室に入りながら
「席に着け〜」と言う先生。

しばらくして、「入ってこい」という
声が聞こえた。

深呼吸して…。よし、オープン！

担任「自己紹介をよろしく頼む」

『お、大幸Aです…！
これからよろしくお願いいたします！』

なんの面白みもない自己紹介を
したが、クラスからの反応は一切なし。

やっちゃった…このクラスぼっち確定だ…。

モブ男Ａ「あの子が例の転校生か…！」

モブ男Ｂ「想像以上に可愛いんだけど…」

なにか言われてる…

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