ずっと… (ページ18)

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夢ページ18

『あおいちゃん！』

『…なに。』

つ…めたい…

迷惑だったんだね…

ごめん。

『ご、ごめん。なんでもないよ。』

『なら、話しかけないで。』

友達なのに…？

『おい、あおい！それは、ねーだろ！』

はる…くん。

『は、はる…』

『はるくん。』

『わるいな、りん。』

はるくんは謝ることない。

私が、悪いんだもの。

『へーきだよ！わたしこそようじもないのにはなしかけちゃってごめんね。』

『…いい。』

本当に？今度からは、用事がなくてもはなしかけていいの？

…本当に心から、そう思ってる…？

『はぁ…いこうぜ、りん。』

『どこにー？』

いきたい。

あおいちゃんがいないところに。

今すぐにでも。

でも、見て。

はるくんが居なくなるとあおいちゃんは、あんなに嫌そうなの。

『ごめんね。わたし、るいくんのところいく！』

だから、私は居なくなる。

逃げる。

るいくんの所へ。

『え？ちょ！りん！』

はるくんは、あおいちゃんと居て。

私は、るいくんと居る。

それが一番いい。

だから、私は今日もるいくんの所へ駆けていく。

…

…

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾞﾁｬﾝ

…

今日も幼稚園のときの夢…

あの時、あおいちゃんに嫌われたくなくて、必死だった。

はるくんは…あの時、どんな表情だったんだろ…

…分からないな。

…学校行かなきゃね。

それと、ゆめが分かったことも考えなきゃ。

ゆめ…貴女は、あれだけの情報でなにに気づいたの…？