リクエストstory集｡・:＋°

カフェ店員【川村壱馬】 ページ21

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最近始めたバイト


個人営業のこじんまりしたカフェだけど
雰囲気が良くて、とっても大好きな所




まだまだ慣れなくて、小さなミスばかりだけど
オーナーさんはすごく優しくて


オ「人間誰でも失敗するし、それも愛嬌だよ
大事なところでミスしなきゃ大丈夫、大丈夫」


いつもそう言ってくれる





この日はお客さんが多い日だった


ｶﾗﾝｶﾗﾝ♪


『こんにちわ〜、おひとりですか？』

壱「はい……でも、大丈夫っすか？」

『カウンターで良ければ空いてますよ』

壱「じゃあ、カウンターで」



やって来たのは恐らく新規のお客さん

どうしたらいいのかな、とキョロキョロしてる




メニューとお冷を持っていくと
丁寧に ありがとうございます、と言われて
ちょっぴり戸惑う


___すごく、真面目な方だ…


これはミスして印象悪くしたくない…！




そう考えたら、肩に力が入る




壱「注文いいですか？」

『あ、はい！』



メモ帳とペンを持ってそばに行くと



壱「オススメで 笑」

『え、！』

壱「オススメなんですか？」

『ホットのキャラメルマキアートが、
お、お、オススメです…』

壱「ふふ、じゃあそれで」



___わ、笑われてしまった…！



黒マスク越しだったけど、上品に笑うその人は
マジマジと見たら、わ…イケメン……




と、とりあえずメニューもらって下がらなきゃ





『め、メニューお預かりします…』


ちょっと声が裏返りながらも
メニューを受け取ると


壱「そんな緊張せんでええで 笑」




___き、急な関西弁､､､ギャップ…//




少し強面のお顔が柔らかく緩んで
それでもって関西弁はズルい…




初めましてなのに、あっという間に
心惹かれている私が、そこにいた…




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